Running On Empty

Pretenderの備忘録

NINAGAWA十二夜 七月大歌舞伎

2005-07-10 20:59:25 | 歌舞伎
話題の蜷川演出の菊五郎劇団のシェークスピア。
幕が開くと、いきなり鏡張りの舞台にどっと沸く。確かに、蜷川さんらしい演出なんだけど、歌舞伎座の舞台でこれをやられるとビックリ。通常の歌舞伎よりも場が多くなるが、鏡と照明を使った演出が効果的だった。
菊之助の主役の男女双子二役は良かった。やはり立ち役よりも女形の方がしっくり来る感じはあるが。菊五郎の道化も良かったが、やはり日本の芝居で言葉のやり取り、道化みたいな存在がしっくりはまるかというとそうでもない。小田島先生の訳を予習して言ったが、これは英語でなんというのだろう、みたいな日本語の駄洒落が満載である。そこに英国的なアイロニーがあり、それを歌舞伎に持ってくることは難しく、どこまで伝わったかは微妙である。
松緑、こういう役で、新境地を拓くしかないであろう。
左團次は荒事とは別の存在感がある。
信二郎は、先日の毛抜きではなく、こういう二枚目役がはまる。
時蔵の姫はやや、年増っぽく、福助あたりの美しさが欲しいところ。
亀治郎は今回の舞台の大きな収穫の一つではないだろうか。
蜷川シェークスピアであり、歌舞伎であり、。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座 フレンチ系 Dining&Bar G

2005-07-09 00:26:44 | グルメ
バブルの象徴だったようなビルの1階の怪しい入り口のダイニング・バーでフレンチ系

店は暗くお洒落。会員制のクラブだったのだろうなあ。ぐるナビコース4500円。

■有機野菜のサラダ マスタードソースルッコラの香り
■本日の鮮魚のカルパッチョと 気仙沼産メジ鮪の自家製スモーク
■本日のシェフおすすめパスタ(フレッシュ桜エビと岩のりのペペロンチーノ)
■本日の鮮魚(スズキ)のポワレ グルノーブル風 or 骨付仔牛ロースのポワレ
レモン風味グリーンペッパーソース
■本日のデザート

美味しかった。サラダもカルパッチョも一ひねり。ポワレは魚を食べたがオーソドックス。デザートはコーヒーが付かず寂しかったが。ワインは白がシャルドネだったが、まずかった。保存か味か不明。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラームス 至高の室内楽?

2005-07-06 22:00:51 | 音楽 Classic
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調

徳永二男 ヴァイオリン、伊藤恵 ピアノ

徳永さんが、かなり鳴らしているという印象がある。もう少し、抑えても良かったのではないかという気がしないでもない。伊藤さんの抑えた伴奏はうまいと思う。前にピアニストの人で、「私は伴奏はうまいと言われるが、自分にこそスポットライトが当たらないと嫌だ」と言った人がいた。伴奏が本当にうまかったかもなぞだ。その情熱と、少しの謙虚さがあれば、伸びたと思うが、後者がまったく欠けていたために伸びなかった。演奏に人間性が出てしまうと、それを隠せるだけのテクニックがなかったと言うことだ。伊藤さんは、人間性なのかテクニックなのかわからないが、伴奏を聴いていてうまいなあと思う。
二番の第一楽章はちょっと、徳永さんが不安定になったかなと感じる箇所があった。
アンコールは3番の第二楽章。ゆったりとした部分である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座 王十里 焼肉

2005-07-05 23:29:28 | グルメ
大好きな焼肉屋に昔の部下と。
トロタン、上カルビ、プルコギ、ホルモン、ミノと食べる。ホルモンやミノがこんな美味しい店はないと思う。今日は普段より少し落ちるが、それでも美味しい。
キムチもボッサムキムチで美味しい。
とにかくお試しあれという店だ。
ランチはやめてしまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PMFウィーン・アンサンブル演奏会

2005-07-04 23:50:07 | 音楽 Classic
メンバー:ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)、エックハルト・ザイフェルト(ヴァイオリン)、ハインリッヒ・コル(ヴィオラ)、ゲルハルト・イーベラー(チェロ)、ヘルベルト・マイヤー(コントラバス)、ペーター・シュミードル(クラリネット)、ミヒャエル・ヴェルバ(ファゴット)、ヴォルフガング・トンベック(ホルン)

曲目:アルフレッド・プリンツ:ヒロシマに捧げる哀悼の音楽
レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調 作品146
ベートーベン:七重奏曲 変ホ長調 作品20

第一生命ホール

第一生命ホールは初めてだった。不便な場所でアクセスもビルの4階とかで悪い。意外と大きく、音はまあまあ。
室内楽のコンサートは老人が多いが、それに混じり若い人が。おそらくPMF関係の学生とかだろう。若い人がいるコンサートはいい。
演奏は隙なく完璧。音もいいし、息もあっている。さすがはウィーンフィルの首席奏者たち。ただ、選曲がイマイチわからない。広島は60周年だとして、レーガーは?メンバーから決めたのか?ベートーベンは非常に聴き応えがあった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする