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Pretenderの備忘録

四月大歌舞伎 夜の部

2007-04-15 23:51:29 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階16列29番

源平布引浦 実盛物語
仁左衛門の実盛。いろいろな人が演じてますが、個人的にはこれが一番好きかと。華があるということでしょうか。弥十郎の瀬尾、声質が左團次に似ていることもあり、こういう役をやっていくのでしょうか。まだちょっと重みがないというか。千之助がかわいらしく。

口上
後見人として仕切っていた天王寺屋さん、心配されましたが、お元気でした。新錦之助の人柄でしょう、笑わせるような場面はなかったですが、親身に思っているという感じの口上でした。まあ、現在の大成駒が自分の境遇に重ねて思ってくださっているのなら、大丈夫でしょう。

双蝶々曲輪日記 角力場
新錦之助が放駒と与五郎の二役。本人は与五郎が難しいと盛んに言っていましたが、放駒も、難しい役だと思う。天王寺屋の濡髪は堂に入ったもの。

魚屋宗五郎
勘三郎の宗五郎。自然な感じ。菊五郎の華、三津五郎の巧さとは違う、自然体みたいなものを感じる。これは二代目松緑で観たかった。。時蔵のおはまは、板についている。我當の十左衛門、この人が演じると非常におおらかな善人という風格が自然と出てくるから不思議だ。新錦之助の主計之助はやや力が入りすぎの感も。

信二郎という人、国立劇場の毛抜きも含め、いろいろと観てきた。時々、声がドキッとするほど、先代錦之助に似ていることがある。息子隼人にも受け継がれたすっきりとした容貌、下の世代に染五郎、海老蔵がいる中で、今後、どういう役を掴んでいくのだろうか、橋之助と違った意味で注目。


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NHK交響楽団 定期公演 Cプログラム

2007-04-13 23:53:05 | 音楽 Classic
NHKホール 1階C12列2番

指揮 マティアス・パーメルト
ソプラノ アンナ・トモワ・シントウ

ブラームス 悲劇的序曲
R.シュトラウス 四つの最後の歌
ブラームス(シェーンベルク編) ピアノ四重奏曲第一番

悲劇的序曲、以前はN響といえばこういう重厚なこってりしたドイツ曲という感じでしたが、デュトワが来て変えたと言われます。それなりに、重厚な演奏だったかと。

シントウの最後の四つの歌が目的。十数年前のMetでの薔薇の騎士は忘れられません。数年前に第九で来ていましたが、その際はまあ、それほど聞かせる場面もなく。今回はやはり衰えはあるんだろうなと素人にも感じられます。声量は響く感じがかなり落ちていて。声はそれでも艶はありました。アンコールまでしてくれて、もうこれで満足という感じです。

ピアノ四重奏曲第一番。これはどうなんでしょう、もっと迫りくるような緊張感があっても良いように感じましたが。。。

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有楽町 イタリアン Cova

2007-04-11 23:29:50 | グルメ
有楽町のミラノ料理とカフェ

アラカルトでいただきました。前菜は、白アスパラガスと生ハム。パスタは、手長海老のリングイネと特製リゾット。メインは、仔牛のカツレツと、真鯛のグリル。力を入れているデザートは三点盛にダブルエスプレッソ。最初に、シャンパーニュのグラス(スプマンテと言ったら、シャンパーニュになりますと言われて、拍子抜け、笑)、白のハーフは01年シャブリが、イマイチ。赤はボルドー、サンテミリオンの特級のハーフ12600円。〆て二人で49000円でした。

サービス、まあまあかな。特別感じがいいとは思わなかった。最近、行っているところがいいからかも知れないけど、Benoitより全然高いのに。

カフェとしては何度か利用したことがあり、レストランとしては初めてでした。また行くかは微妙。

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青山 フレンチ Benoit

2007-04-09 23:22:15 | グルメ
アラン・デュカスがプロデュースしたビストロ
螺旋階段を上がり、お洒落だけど、カジュアルな雰囲気のダイニングルーム。

スタッフのアドバイスに従い、前菜とメインとデザートで。
非常にストーリーのある丁寧な説明でした。
前菜は、旬のアスパラガス(長野のグリーンと香川の白)、鶏のドティーヌ、エスカルゴを3名が注文。私はドティーヌでしたが、美味しかった。鴨とか色々な味がミックスされていて。
メインは、鳩、兎、カジキ。私はカジキを。まあまあでした。
デザートは、私は特製のブノワをいただきましたが、チョコレートとオレンジの溶け合いが上品で良かったです。

飲み物はグラスのシャンパーニュが3杯で7800円、2003年Samur:Ch Fosse Seche、軽いキャビとメルローの間みたいな飲みやすいものが8400円。

〆て3名で43000円。ビストロとしては高いけど、アランデュカスということで、いいのでは、笑。

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世田谷パブリックシアター 開場10周年記念

2007-04-08 22:09:48 | 能・狂言、文楽
世田谷パブリックシアター
1階K列10番

初めて行きましたが、なかなかいい劇場だと思います。
三茶も10年以上行っていないということになりますが、多分15年くらい行ってないでしょう。変わりました。ビックリです。下高井戸から世田谷線で行きましたが、その景色はそれほど変わっていなかったけど。。

翁・三番叟
翁 観世榮夫
三番叟 野村万作

靭猿
大名 野村万之介
太郎冠者 石田幸雄
猿曳 野村萬斎
子猿 野村裕基

観世榮夫さんを見るのは三回目ですが、今回は特にきつそうでした。足元もちょっとおぼつかない場面もあり、座って立つ所はなかなか難しく、一度は自力では無理で介添えがさっとついて何とか立てました。
パンフレットに能の空間の不思議さについて、中沢新一が書いてましたが、そういう感じでした。
靭猿は、狂言らしい、ひと時でした。



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