前庭のユキヤナギに毎年スイカズラが絡んで、ユキヤナギが減ってきました。今年こそは徹底的にやっつけておかなければ、と決心しました。ここだけは一度も手をつけたことがなかったのです。
そのわけは、この花。
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咲き始めの花は白く、終わりかけの花はクリーム色。なので金銀花とも呼ばれます。そしてジャスミンのような甘い香りがします。
形もおもしろく、なかなか魅力的じゃないですか?
基本的には、わたし、蔓植物が好きなのです。あの自由に伸びた曲線。個性的な実(野ブドウ カラスウリ ビナンカズラ・・・)。きれいな花(センニンソウ、スイカズラ、カラスウリ、クズ・・・・)
花も匂いもよいスイカズラにはついつい甘くしていました。でも、茂みの中に潜り込んで根元から蔓を切り、何とか引っ張り出して、やれやれと思った数日後
塀の外から眺めてびっくり
山茶花のてっぺん当たりが白い花で埋まっています。
暗くてよく分かりませんね。
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塀の外はほんのちょっと夏野菜を植えた畑で、塀よりも2メートルくらい低くなっています。
わたしは畑に高い脚立を持ち込んで蔓切りを始めました。6月中旬の気温だという、日差しの強い日でした。根元から蔓を切ってしまえばかなりの量の葉っぱが枯れるはずなのですが、それができない場所なので、高いところで広がっている蔓を丁寧に切り取っていきました。
もう、暑くて汗が顔をしたたり落ちるし、蔓を引っ張るときに埃が立つためでしょうか、目が痛くて涙がぽろぽろ出ます。
1時間ほどしてついにギブアップ。この日の戦い、わたしの負けでした。
そのかわり・・・・
たしか、スイカズラは食用になるはず。ネットで検索してこんなものを作りました。薬用としての効能がたくさんあるらしいです。
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スイカズラ酒。金銀花酒とか、忍冬酒とも言うそうです。花を洗って水分を乾かし、花の三分の一程度の重さの砂糖と一緒にホワイトリカーに漬けるだけ。ホワイトリカー1,8リットルに花グラム。
わたしがとってきた花は70グラムほどでしたのでお酒も0.7リットルくらい。余っていたのがそれくらいだったのでちょうどよかったです。
葉っぱは苦いそうなので、面倒だけど取り除きました。ほんのりと甘い香りがして、これはいいお酒になるかな?
さらに、蔓退治の途中で、畑の隅にもスイカズラが大繁殖しているのを見つけて、こちらから花だけとってきました。こちらの方がきれいだったのです。
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いつかハーブ講座に参加したとき、ハニーサックルティーなるものを耳にした記憶があったので。
こちらは畑の境に植えられたお茶の木に張り付いていました。まだ葉っぱもみずみずしく、花も白い花が多くてきれいでした。
生の木に絡みつくから退治しなくてはならないのだけど、フェンスなどに絡ませたら、これはこれでいい風情なんじゃなかろうかと、思ったくらいです。
こちらはさらに丁寧に葉っぱを取り除いて、
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天気が崩れると言うことだったので外には干さず、わたしの必殺技で乾燥を。
レンチンです。しおれかけた花瓶のバラやカーネーションなど、花びらをバラしてレンジで乾かすと、色鮮やかなドライフラワーができます。ミニバラやスプレーバラだと花を丸ごと乾かしても大丈夫。色が変わるまで瓶に入れて楽しみます。
ひとつまみほど試してみますね。
だけど、スイカズラはー
花びらが薄く繊細な割に、水分が多くて
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見かけが悪いねえ。
かさかさに乾くまでにはなりませんでしたが、多分これ以上乾かすと焦げてしまうので、このあたりで妥協しました。
日曜日は待望の雨。ゆっくりハーブティーなどをいただいてのんびりと・・・・実は蔓との綱引きで、腕が筋肉痛なのです。
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うえっ!
苦い。
砂糖を入れたら飲めなくはなかったですが、これを飲むために砂糖を摂取したら「なんのこっちゃ」です。おかしいなあ、花は苦くないということだったのに~ もしかして、レンチンの手抜きが悪かったかな? やっぱり手間暇かけて天日干ししないとだめかなあ?
残った花を隅っこに置いておきました。一日中ほんのりと甘い香りがしていました。
それにしても、蔓植物って、上る物があればあるだけ伸びていくものですねえ。
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絡みつかれているのは、勝手に生えてきたエノキ。蔓がてっぺんまで到達したら?