あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

蔓退治5 会いたくなかった

2020-06-17 00:06:26 | いろいろ

 蔓退治もの残すところ2箇所。

 一つは去年大かがりに取り除いたムラサキシキブ。

 
 去年は覆っている蔓しか見えなかったけど、今年は花が咲いているところが見えるようになりました。

 
 だけどまだまだね。
 
 
 

 それから通り道をはさんで向かい側のアケビ。

 このアケビをどうするかなあと思案していたとき、近くで、チチチチチと、ホオジロの鳴き声がしました。そのとたんわたしは二つのことを思い出しました。

 一つは、去年ここで空の巣を見つけたこと。

 もう一つは、今年実家に行ったときモッコウバラの茂みにあった巣。知らずに枝を整理したら卵があって、あれ以来親鳥が帰って来た気配がないのだと。

 まずい、ことしホオジロがここで巣を作っていたらーそう思うと蔓をバリバリと引きはがせなくなりました。

 そっと根元を切ってしまうかなあ。枯れ葉でも残っていたら巣の目隠しになるかもしれない。それより、本当に巣はあるのだろうか。いて欲しくないなあ。どうぞありませんように。

 わたしは蔓の隙間からそっと覗いてみました。

 見えたのは・・・・毛虫かぁ

 いや

 木に登ったムカデ? ムカデも木に登る? 家の中にも入ってくるくらいだからあり得ないことではないけど。そうか、夕べの大雨で木の上に避難したのかな?

 ヘビはまあいいとして、ムカデにだけは会いたくなかった。

 ムカデに罪はありません。ムカデも人をあやめたくはないと思う。わたし何回かムカデに這い上られたことはありますが、刺激しないようにそっと降りてもらっています。

 だけど偶然出会って、怖い思いをさせたら噛みつきます。毒を注入します。そうなったが最後、人間は、噛まれた周辺をぱんぱんに腫れ上がらせて激痛と高熱でうなされることになります。

 わたしも一度だけ噛まれて、水道で傷口を絞り出すようにして洗い流し、年休をとって即病院に駆け込みました。ムカデが小さかったからか、処置がよかったからか、わたしは軽傷で済みました。それでも一晩軽く熱が出ました。

 その経験があるので、ムカデだけは殺します。いつ何時不幸な出会いをするか分からないから。

 キンチョールを吹きかけました。ムカデには余り効きません。息の根を止めるには相当かけ続けなければいけません。これがいやなの。

 ムカデは遂に地面に落ちました。それでもまだ元気なので、地面にも吹きかけました。やっと動かなくなった。だけど、地面からミミズがくねくねと・・・ああ~ミミズまで巻き添えにしてしまった。

 このあいだ見つけたムカデは

 



 ビニールの隙間にいます。とても大きかったです。

 殺虫剤がなかったので、持っていた鍬で真っ二つに。

 わたし、出会って即殺すのは家の中のゴキブリとわたしの行動エリアのムカデくらいなんですが・・・後味が悪いです。

 一番会いたくなかった鳥の巣はなさそうなので(あっても枯れ葉でかくれるように)根元の蔓だけ切ることにしました。

 ことしは何かマメ科の蔓がいっぱいです。

 これが、線香より細い蔓なのに意外としぶとくて、根っこからは抜けません。

 それから、ヘクソカズラのボスを見つけました。

 これは根っこごとやっつけたいなあ。

 芋掘りのように周囲を掘り起こし、やっと引き抜きました。

 全長1メートルくらい。先の方にはたくさんの蔓が伸びています。やったあ、大元をやっつけました。

 午前中いっぱいこの蔓退治をして、夕方畑の草を引こうと道を歩いて行ったら、向こうになにやらごそごそと歩く物が・・・

 黒っぽい体に長いしっぽ。ドブネズミか?それにしては動きが鈍かったです。しかもそいつはうちの畑のブルーベリーの木の下に入って行ってしまいました。

 なんという運の悪い日。ネズミも見たくはなかったです。反対方向の空き地へ行ってくれたのならまだよかったけれど、あのよたよたは? 夕べの雨がひどかったので弱っていたのかもしれません。うちの畑で死なれたりしたら・・・どうぞ生きてどこかへ行ってくれますように。

 こうしていやな思いもしつつ退治したつもりの蔓ですが、次の日見てみたら、まだ青々とした蔓がはんぶんくらい覆っていました。

 で、仕方なく今日の夕方も蔓退治です。鳥の巣はなかったので、上の方の蔓を手当たり次第切って、遠慮なく引きはがしました。

はやアオツヅラフジの実がなっています。これがかわいいのよねえ。

 どうもわたしは丸い実に甘くてー

 だけど切って捨てましたよ。

 朝から蔓との綱引きで腕の筋肉がぷるぷるです。疲れました。

コメント (4)
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