田植えももう終盤です。
忘れてた、ナワシロイチゴ、どうなったかな?
雨の隙間を縫って見に行ったのですが、
ありゃあ、全部刈り取られている。
花の咲いた頃


花もかわいいけど、花びらが落ちてしまってからの方がピンクが濃くて、

全体で見ると、いつまでも花が咲き続けているような感じです。
ずっとそのままだったのにどうして今頃?
仕方ないので写真を撮るだけのためにその辺を探しました。
とびきりの美人さん。

ビーズの指輪みたい。
ナワシロイチゴは子どもの頃はうれしい見つけ物でした。食べると種が大きくて、実は汁だけでしかも酸っぱい。でも、その頃はすてきなおやつだったのです。
酸っぱいといえば
ユスラウメとシャシャブ。子どもの頃、この2本が並んで生えていて、雨上がりに採りに行くと枝の間からぬっとヘビが顔を出したりして・・・
どちらも今となっては余りおいしくないのですが、鑑賞用としては好き。でも、もうどこにも見当たりません。もちろん実家にもありません。そのかわり、母が晩年になって植えた桑の木があります。
この間行ったときふと思い出して見に行きました。


これはもう終わりかけなんだろうか、熟れ始めなんだろうか。
黒いのを一粒食べてみましたら
酸っぱ
母の思い出話の中に桑の実はしょっちゅう出てきました。戦時中、桑の実はそれはそれはおいしいおやつで、口を真っ黒にして食べたんだとか。
それを聞いていたわたしは鑑賞用で桑の木を植えたのですが、それが鑑賞どころではなく大きくなって、とてもおいしい実をつけて、やがて邪魔になるし、樹は古くなって良い実をつけなくなるしで切ってしまいました。母は、うちの桑の実を食べてとてもおいしいのでうらやましかったんだそうです。だけど、母が植えた桑の実はなぜか酸っぱいんだと言っていたのですが、その通りでした。
思うに、うちの畑は多分土がいいのではないかと。桑の実に限らず何でも甘くておいしい。母はうちの果物を食べるのがとても楽しみのようでした。だから、我が家の生り物はなにもかも母の思い出とつながります。
けど、これだけは余りおいしいのに出会いません。

ブラックベリー
本当に真っ黒にならないと甘くないし、ひっそりと植えてあるのではびこりもしません。なのでわたしの蔓退治からは免れています。なくてもいいような物ですが、花がかわいいのでね、そのままにしてあるんです。
イチゴの花のかわいさは、この蕊の多さにあるような気がします。
