あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

秋の小川で

2020-09-23 19:17:57 | いろいろ

 9月20日の夕空

 
 「秋の夕焼け鎌を研げ」母がよく言っていました。世間は4連休で、行楽地は大勢の人出だったとか。しかし我が家はハウスのビニールの貼り替えです。といってもわたしのすることはお弁当運びくらいなもの。

 久々に田んぼに行きました。水田の広がる地域には、大小の水路が張り巡らされています。そのほとんどがコンクリート造りですが、細い、まだ昔ながらの石垣の残っている水路もあります。

 ヒガンバナが咲きそろいました。この左側に草に覆われた水路があります。昔はヘイケボタルがいたんですよ。



 
 咲き始めのヒガンバナはことのほか赤が鮮やかです。



 水路の向こう側の荒れ地で懐かしい植物を見つけました。



 
 ジュズダマです。まだ青いですが、熟すと灰色や黒のマーブル模様の、つやつやと堅い実になります。この実を繋げてネックレスにしたり、お手玉の中に入れたり、女の子の遊びの定番でした。

 おや、草の陰になにやら赤いものが。



 どうやらハスノハカズラの実のようです。これはあくまでわたしの印象なのですが、どうも蔓物の実がなるのは遅い。蔓が茂っても花が咲いたり実がなったりするのは何年か先のような気がします。ハスノハカズラも、実がなっているのはわたしの知る限り、たった2箇所です。

 春に大量のシジミの死骸があった水路はどうなっているかな? のぞき込んでも生きたシジミの姿は見えませんでした。もしかして浅い泥をすくってみればいるのかもしれませんが。水路の底はコンクリートです。冬、水が送られなかったら生きられません。

 反対側の水路には小さな魚が、今まで見たことのないくらいたくさん泳いでいました。



 見ていると何かがささっと動いたて、泥が浮き上がりました。かえるかな?

 いや、これも懐かしいものでした。まん中あたりにいるのは?

 
 子どもの頃「どんこ」と呼んでいた魚です。2センチくらいの小さなのがあっちにも、こっちにも。だけどちょっとスマートなような気もします。同じ魚なの?
 

 

 1匹だけかなり大きい、4センチくらいのが潜んでいました。これくらいになると、ドンコはもっとずんぐりとして色も黒っぽかった気がします。ドンコとは違う魚なのか?

 ここを流れているのはダムから引いてきた水。大きい水路は1年中水が流れていますが、こんな細い水路は、稲刈りが終わると水がなくなるのです。それまでに魚たちが大きな水路に移動できますように。

 

  

コメント (4)
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