と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

ものすごい先生

2010年09月07日 21時33分36秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 今日は午前中しか学校にいることができませんでした。
 いろいろとあるものですから。
 それに、お客様もいらして、なかなかその応対もあります。
 前後策も即対応しなくてはなりません。ここに書くわけにはいきませんが。

 応待辞令とはよく言ったものであります。
 何かに対応していく。それがどれだけの真摯さを持つか。それで違ってきます。結果が。



 木田元という方がおられます。
 大学者です。ハイデガー研究での泰斗です。この先生、山形県と関わりある方とは知りませんでした。県立図書館からいろいろ先生の本をこの日曜日お借りして、章ごとにまとめ読みをし、さらに打鍵しながらノートを作っているのです。先生の受験体験が凄まじい。海軍兵学校を終戦で終わった先生ですから、終戦後は役場の嘱託とか、小学校の先生とかしながら県立の農業関係の教育機関に学びます。
 
 それが、ドストエフスキーと、キルケゴールに出会って、それからハイデガー。本格的に勉強をしたくなって、つまり原語で学びたくて受験勉強開始。とうとう仙台の大学哲学科に合格。それからが、もの凄い努力の日々。

 やはり文献学者であられる方の努力ぶりは、ほんとうにすばらしい。
 まねをしたいのですが、とてもとても資質に欠ける。困ったものであります。ニーチェだって文献学をしこたまやったのです。

 どうもニーチェというと思いつきの、あるいは直感の哲学者と思われるようです。
 さりながら、膨大な読書と、精緻な読解力に支えられている大先生であると、わたくしは思っております。

 国文学史とか、哲学史とかを研究なされる方はそういう方でないとできないのです。

 気の遠くなるような営みであります。
 
 通り一遍のことでは人と会話することもできません。

 もっともこれはわたくし自身に言っていることなのですが、ね。
 在校生諸君、共に学びましょう。

 学問、体力養成、人物育成。
 教育トライアングルであります。






 また明日!
 
コメント
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/