今日は100周年記念式典を行わさせていただきました。会場は、銚子市青少年文化会館であります。
本校を支えていただいている設置者である県教委の方々、千葉科学大学をはじめとする多くの地域の方々、代々の校長先生の方々、県校長会をはじめとする地域の中高の校長先生方、また同窓会の方々、保護者の方々の盛大なるご支援をいただき本日の式典を迎えさせていただくことができました。深甚より感謝申し上げます。
後日、画像や式辞等をここに公開させていただきます。生徒もまったく私語等も無く、真剣に、またしっかりと受け止めさせていただきました。
伝統は伝統であるが故に尊いのではなく、常にそれが再認識、再創造されてこそ真の伝統になると思っております。通常的時間性にながされることなく、自己のあり方、自己認識のあり方を意識しながら、自己改革を図っていくことこそ、組織論としても当然目指すべき方向であると長年考えて参りました。
したがってそこには停滞があってはならないことであります。また矛盾を抱えつつ、そのことの解決を図っていくことが、課せられた命題でもあります。一方的な論理性からは、矛盾の解決はあり得ません。
そんな思いで、在校生諸君には簡明な言葉で語りかけたつもりでありました。
いつもこういう機会には和歌から入りますから、今回は日本古来の和歌集では最高峰の万葉集巻末の大伴家持の歌から入らせていただきました。
平城遷都1300年を古都奈良の都では祝っております。なにか古都奈良の地からと、いにしえの時代を超えた言の葉が最大の祝いとして聞こえてきたような気がいたしました。
秀逸なのは、式典のあとの加藤登紀子様のコンサートでありました。
式典がちょっと早く終わりましたので、加藤様からのご厚意で曲を増やしていたきました。
わたくしは実は若いときからのファンでありました。辛いとき、苦しいときに加藤様の歌からどんなに励ましていただいたことか。苦学生でしたから、ほんとうにこころあたたまる示唆をいただきましたし、それゆえにこそ不肖なる身ではありますが、今日のわたくしがあると思っております。
最後に加藤様作詞作曲の本校校歌を取り上げていただきました。
各クラスの文化委員が壇上に上がりました。
会場におる在校生諸君と一緒に大合唱です。
加藤様が、客席の生徒たちの席まで降りてきてくださいました。
生徒たちも総立ちであります。
加藤様の慈愛あふれるリードで、なんどもなんども、「いつまでも友達でいたい」を歌いました。
わたくしは、生徒席におりましたので、生徒たちの表情をじかに見ることができました。
涙ぐんでおりました。
生徒たちが、こころふるわせておりました。
ぐっときました。
老兵の目にも涙が浮かびました。
こんなすばらしい光景があるでしょうか。
そして、これほどのこころ豊かな若人たちと、琴線にふれる体験をさせていただいたことを感謝申しあげたいと思っておりました。
終了後加藤様に御礼を申し上げるためにご挨拶をさせていただきました。
在校生諸君の感動をそのままお伝えしてまいりました。
加藤様にも喜んでいただきました。
本校は、明日から101年目を目指して、これまで以上に頑張ります。
これからも本当に本校を見守ってくださいませ。
ありがとうございました。