

連休中は、ずっと柔道三昧でありました。
震災で、柔道教室を開催している体育館が使用できなくなりました。しかし、ある小学校の体育館を借用できることとなり、そこで土・日で稽古できるようになったからです。しかも、明るいうちだけの限定付き。こんなところにも震災の影響があります。畳も、しきっぱなしと言うわけにはいきませんから、わたくしもえっちらこっちら運びます。小さい子も、保護者の方もです。
Tシャツに、「再出発」とプリントしたのを着ていた柔道教室の卒業生がいたので、写真にしました。まったくそのとおりです。再びの出発であります。
日曜日には、小学校の最上級生に、「外山せんせいはいくつですか?」と聞かれたので、正直にお答えしました。もうすぐ60ですよと。そうしましたら、「えっ?」とのたもう。「なんでそんなに体が動くんですか」とのこと。
笑いました。
確かに、動く方でしょう。ただし、年の割には。その子のおじいさんとほぼ同い年でしたから、びっくりしたんでしょう。体重が軽くなってから、動けるようにもなりましたし。
柔道は素人です。
そのあたりは、実に謙虚に生きているつもりです。
なんと言っても、高校柔道部の顧問からはじかれて、16年たってしまいました。16年前に教育センターに行くことになって、幕張まで通いました。それから、もうずいぶんたちました。教室を始めたのはそのちょっと前でありました。これもまたある種の喜びであり、ささやかな柔道とのつながりでもあります。
体にも、精神にも、染みついているのです。午前中、稽古をしてから、午後は図書館に行って読書。そして、茅屋の書庫に閉じこもって、レポートを書いておりました。そうです。連休中に師匠から厳しくご指導をいただく予定をしているからです。
それもこれも、教育ということの成就のため。履歴のためにではありません。わたくしのような鈍才は、いろいろと情報を仕入れて、勉強しないと知識が知識にならないのです。悲しいことにそれが真実であります。
柔道と一緒です。
弱いし、いつも訓練していないと、忘れてしまいます。
技も、知識も。できが悪いのですから、努力するしかない。自他共に認めることで、亡父亡母のお墨付き。
そういうことです。
そういうこと。
在校生諸君も頑張りましょう!