



本日お気に入りの静止画です
今日は数学を参観させていただきました。やはり新進気鋭の先生であります。やる気がある。たいしたものであります。これから教育に生涯を賭ける人間の「気」が伝わってくる。やる「気」とも言いますからね。
良い意味で、在校生諸君にはそれが伝わることでありましょう。若い先生には、若いというそれだけで伝わる目に見えないチカラがあります。
三脚を担いで、毎日のように校内を歩いているものですから、「校長先生がなぜ棒を持って歩いているのか」と聞いた生徒がいたそうです。あれは写真を撮っているのだと説明してくださった先生から聞きました。
笑い話のようなものです。
一番驚いているのは一年生でしょうか。もっとも、このブログの存在を知っていて、そのことが入学を決めるいくつかある理由の一つになった生徒もいるのだそうです。ありがたいかぎりであります。
保護者がわたくしの教えたかつての生徒であった場合には、これまたありがたいことにこのブログを見ることを薦めてくださる。ほんとうにありがたいことであります。
今日の授業でも感じました。それは、教える先生と生徒との間に、非常に良好なる関係性を見るということであります。今日の記事にも静止画で紹介しましたが、なかなかのいわゆるいい絵が撮れているからであります。もっとも自画自賛でありますけれども。
こういうところに教師のロマンがあるわけであります。あまり、ロマン的にモノを言うのは好きではないのですが、致し方なし。事実、いいと感じるのですから。教師というのは、生徒と一緒に過ごせていいなぁと、言われることがあります。それはそういうロマン的なものを誰しも持っているからなのでありましょう。教育は誰でも受けてきたわけですし。通俗的には青い山脈の歌のような世界がまだあるわけですから。
この授業を見させていただいた先生とは、放課後ちょっと話をさせていただきました。授業手法的なところを中心にです。ここでも道徳授業のことが気になりましたから、申し上げました。2年後から本格実施なのですから、手法的なことを心配しておるのです。わたくしは、中学校の教師を8年もやらせていただきましたから、その期間にずいぶん鍛えていただきました。研究授業も相当時間こなしました。100人くらいの参観者の前でやったこともありました。
いい思い出でありました。
むろん道徳ばかりではなく、国語の研究授業でも相当鍛えていただきました。そういうことをいろいろと話をさせていただきました。
4時から会議でありましたので、十分な時間をとって差し上げられなかったのが、心残りでありました。また、授業を見させていただきますということをお伝えしました。今回提示した課題についてどんな工夫をされるかということを楽しみにしていきます。
今日の授業もDVDにして当該の先生に差し上げます。
こんなことしかできない校長です。ほんとうに申し訳ないと思っています。学校運営、管理ばかりやってきて16年。生徒との接点もあまり無い。ある生徒は、「近くて遠い存在」とツイッターに書いておりました。いつでも来て良いですよと言っても、やはり敬遠されるようであります。
この点はさみしいかぎりであります。その分、先生方が、うんとうんと生徒と接してくださっている。わたくしはそれだけで満足であります。
また来週!