今朝の大衆日報朝刊にまたまた本校が紹介されました。ありがたいかぎりです。実にありがたいことであります。さっそく、きょうもポケットマネーで30部購入させていただきました。後日、各中学校様あてお送りさせていただきます。
趣味ではじめたような広報活動です。動画の研究にもなりましたし。また動画をどうやってインターネットの世界にアップするのかということもです。もっともこちらの方は生徒諸君の方がかなり上手でしたね。ニコ動を使いこなしている生徒がいるからです。しかし、ちょっとはらはらしています。危ない橋は危ないのですよ。わたくしには、専門家がたくさんついてくださっているから動画で本校を紹介させていただくことができるのですが、生徒諸君については脱線が怖い。どうか逸脱行為をしないでくださいね。
最後の年ですから、急ピッチで広報活動をやらせていただきます。校長としての仕事ですから。先生方には、授業実践をやっていただく。わたくしはそれを紹介させていただく。
その中核には「実践」があるわけであります。もっともらしく格好をつけたって、中身がなければ馬脚を現すのは時間の問題であります。建物ばかり立派で、中身の無いのも困りもの。あるいは柔道マンにもいますが、体格だけ立派で、まったくスピードも技も無い人。
わたくしも人のことは言えないのですが、ね。もっともわたくしは体格すら人に自慢できるような体格を持っていません。
全国の名だたる進学校というのは、まったく中身が違っています。実践があるわけです。必然そこにはプライドもある。
今日は、ある先生と東北の進学校の話をしておりました。国公立大学に今年186名の合格者を出している高校です。その先生は、そこの学校の講師をこの3月までやっておられたからです。しかし、その高校は県内トップではない。もっとも、その県自体が全国ナンバーワンの学力推進県でもありますから、推して知るべし。と、書くとどこの県だかわかってしまいますが。いろいろと内容をお聞きしておりました。東北大学だけでも36名合格しています。たいしたものです。
中間テストが近づいてきました。もうそんな時期であります。この間入学式をしたと思ったら、あっという間に中間テスト。
生徒諸君は、たいへんですけれども、ある意味充実した生き方でもあることでしょう。
まったくやることが無いという高校生活ではいかがなものか。学ぶことができるだけ実にしあわせであると実感していただきたい。
つまらない時間つぶしの、空虚なだらだらとした高校生活であってはいかんとしみじみ思います。
そういう生徒はいないと思いつつ書いています。もしいたら、わたくしはまことに哀しいかぎりであります。
そんな生徒が現れると、学校教育の限界を自覚せざるを得ないからであります。世の中には、勉強の出来不出来も遺伝と家系論で分析される学者もおられるからです。外国にもたくさんおられる。昨日の記事で、それに反駁する内容を書きましたが、本当にそう思うからであります。努力を否定されたのではたまったものではないからです。あまりマスコミには出てきませんが、あきらかにそちら側の潮流に立つ学問が存在していますから。
もっとも、行動の面で大人の側にも褒められたことをする方ばかりとも限らない。それは素直に認めざるを得ない。大人の方がエゴイストが多いと思っています。我が儘勝手というタイプ。
カネを払っているんだから、なにをしてもいいだろうというのが大人には確かにいますから。たいしたカネを払っているわけでもないのに、です。カネを払っていれば王様のごとく言葉までぞんざいになるお方もおられる。麻痺しているんです、関係性において。
もっともそこまで考えていたら、狭い人間界を強く、雄々しく、たくましく生きることも困難なのかもしれません。しかし、常にアイロニカルに見つめている人もいるのです。それはおさおさ警戒を怠ってはなりません。
得意漫然としているときは、危ないのです。必ず破綻が出る。得意そうにしゃべっていると、論理性において利口な方から分析されているのを警戒すべきでもあります。もっとも、そればかりを恐れていてもなりません。攻めるときは、攻める。
しかし、攻撃だけが得意という方は、自分が、自分が・・・という発想しかできない。攻撃している自分が、相手からはどう見えるかが見えていない。分析されていることに気がつかない。
わたくしなぞは、常に自分はどれだけ他の方々にご迷惑をおかけしているのだろうかと、いつも反省しておりますよ。原罪論の立場にたっておりますから。本当に。逆に失意の日々を送っていても「失意泰然」であります。考え方には常に表と裏があるのだけは知っているつもりですから。
今日は話があちこちに飛んでおります。粗雑な性格はなおらんようです。ある種の怒りがあるからかもしれません。
今日一番言いたいことは、人間関係において最低限のマナーは守りたいものでありますということです。
ちょっと最近生徒諸君の行動で気になることもありますから。インターネットの世界でも、脱線することなく、まじめに生活してくださいね。
あるいは、中学校との関連においても。
全部責任は校長であるわたくしが取ると言っても、だからといって何をしてもいいのだということにはならんのです。
校長には強力なリーダーシップがあるから、自分たちは何もしませんという無責任論と同じであります。
世の中そんな単純なものではないとしみじみ思っております。
複雑怪奇なのが世の中であります。そう思っている方が安全な生き方をすることができます。無警戒に生きているとしっぺ返しをくらいます。これは長いこと生きてきたから言えることでもあります。
今日も小言になってしまったですが。
また明日!