オレは、簡単に、ドライに人間関係を切ることができないようである
昨日の中国語講座(jiu主催)で、受講生仲間、つまりclassmateたちに云われた。「中国語話せないなら、福建省はムリだなぁ」って。オレもそう思う。行かない方が安全である。その他の外国旅行のことも話題になって、いろいろ諸注意をいただいた。皆さん、ベテランである。中国に長期出張でおられた方もあって、やはり直接体験された方のアドヴァイスはいいものである。知らないことだらけであるからだ。
目蓮救母では、まず国内から影響されている民俗芸能を見に行く方が先だなぁと思い始めた。伝承芸能をである。こっちを先にこの夏は見に行くしかない。岩手県と能登半島だ。クルマを買ったので、それで行こうと思っている。月曜日にはクルマが来るから、余生は共に生きていくことになるだろう。こっちのごついので。民俗芸能の旅に。SUVだから耐えられるだろう。オレと一緒の長旅に。嫌だというかなぁ。(^0^)
加齢をしてきて焦っているのが、旅をしても体力がモタナイと感じ始めてきたのである。ノートや、カードを片手に、つまり民俗調査と云ったらおこがましいが、そういうことをやり続けたいのである。そして原稿を書いていくというスタイルである。投稿マニアみたいなものである。
それしかできないのだから、しょうもない。男子は一つのことしかできないのである。司馬遼太郎センセの書かれたとおりである。あれもこれもと多芸なGuyもいるが、オレは当てはまらない。むしろ不器用である。一つのことしかできない。
中国語講座でも話題になったことで、非常に興味を持った事がもう一つある。中国人のみならず、外国の方々はドライだということである。昨日、一緒に食事をしたから次の日に会って、「やぁ~昨日はどうもお世話になりました」というと、笑われるというのである。えっ?と思った。昨日は、昨日なんだそうである。なるほど。そりゃぁそうだ。細やかな気配り、思いやりというのは日本人だけだとも云われていた。
そうだったのだ。なるほど。ドライな人間観を基層に持っているのだったら、非常に良く理解できることである。
これは、日本人でもいることはいる。
ビジネスマンに多い。あるいは、現役でバリバリ働いている方々に多い。さらに云えば、アメリカあたりに留学したり、結婚していて海外生活が長い人々である。簡単に人間関係を切ってくる。つまり、「メリットがあるからつきあう」「デメリットが多いから、つきあわない」というのである。経済用語観念である。
そうか、そういうことなんだと理解できた。
オレには、できない。師匠と思ったら、一生師匠である。感謝とともにあるのだから。
そもそもドライに人間関係を構築することができないのだ。仕方がないではないか。もうじじいである。今までの生き方を変えることもできないからだ。だから、年をとってきたのである。さらに、オレにはメリット、デメリットという用語自体がアタマの中に無い。知らないのである。儲かるからこいつとつきあうとか、損するからつきあわないというのではないからである。そりゃ、つきあうと損するというのではいかがなものかとは思うが。例えば、スナックに呑みに行って、オレだけ相手の飲み代も毎回持つというのは勘弁願いたいからである(^0^)。そういうのでは長続きしない。自然消滅である。
そんなことを思ったのである。
今日は、我孫子の川村学園女子大学に行く。学会があるから、一般参加で参加してくる。師匠に厳命されているし、聞きたい発表がいくらでもあるからである。愛車アテンザとの旅である。お世話になった。10万キロ以上共に走った。まだまだエンジンは快調なのだが、高齢化してしまった。長距離が苦手となっていくだろうと思って、引退をしていただくことにした。友達のようなものだ。
月曜日にはお別れをする。
お世話になりました。
と、クルマにまで挨拶しているのだから、オレはドライにはなれないのだろうなぁと思う。簡単に別れたり、くっついたりできないのである。せっかくオレのようなGuyとくっついてくれたクルマである。こんなことを書いていると、まるでおなごに未練を持っている若いおとこのみっともない未練話だねぇ~。
ああああああああああああああああ。
別れが辛いよん。
わはははっはははっはははっは。