居住地のブックオフが移転して新規開店・・・・ありがたや、ありがたや
今日、中古本チェーンのブックオフが移転をして新しく開店したから、さっそく開店時間に行ってみた。そして買ったのが、この文庫本である。中上健次である。この「軽蔑」はまだ読んだことがなかったから、今日は朝からずっと読んでいた。
今日は孫がやってくるからと焦って読んでいた。まだ読了したわけではない。ないが、中上健次には相変わらず圧倒されている。
力強いのである。すべてが。
枯木灘にぶちのめされて、ボキは生きる意欲を持ち始めたからだ。中上健次の世界には、インテリのいいかげんな弱さというもんがないから好きなのである。たいしたもんである。中上健次がである。エリック・ホッファーのごときである。中上健次もエリック・ホッファーのことが大好きだったそうである。さもありなん。似たような世界を構築しているから。
つまり在野の人間だということである。
これである。これ。
Academicな世界とは無縁の人種というのがいるのである。
ボキもそうである。
肉体労働をしながら、小説を書いてきた中上健次も、エリック・ホッファーも、ボキも同じような体臭を持っているではないか。完全なプロレタリアである。ボキたちは。
しかも、猥雑さと人間の持つワルの部分というものが中上健次の世界にはある。誰だって持っているワルの部分である。争えない血というもの、あるいは欲望というもの、世間とか人間社会へのアレルギー、社会の底辺で生きているオノレという存在。全部ボキに当てはまる。
ニンゲンナンテ、そもそも救いようのない存在でしかない。悪党である。ワルの見本。
そうである。
誰だって、聖人君子ぶって、他者批判なんかできるわけがないっていうもんである。
オノレだけが、エラくて、聖人君子だってか・・・・・・・・そんなアホな。そんなことが言えるのは、ガッコのセンセくらいなもんじゃ。
わははっはははっはははっははっはは。
*
今日は孫がいる。
楽しみにしていたのじゃ。
連休だから来てくれたのである。
ありがたいもんじゃ。
さ、これからまた孫と一緒に遊ぶ。
そして、寝る。
早く寝てしまうのじゃ。
(^_^)。
Bye-bye!