この書籍は、郷土史をやる方々で、とりわけ近世史をやる方々の基本書である。
著者は、ボキのお世話になっている郷土史の会の前会長である。ボキは、この会も新参者であるから、前会長の講演をちょっとだけお聞きしただけに過ぎない。まったくの素人である。そこらあたりに、生涯学習ごっこをやっているジジイの限界がある。ところが、前会長はこの三月にお亡くなりになった。もっともっとお話をお聞きしたかった。しかし、こっちは新参者である。その機会もあまりなかった。残念である。
こんなことは書かない方がいいだろうと一瞬思ったが、郷土史もボキは生涯学習ごっこだと思っているので書いている。それに郷土史の会の自称広報担当であると思っているから。拙ブログは郷土史の会の先生方(大学教授、学芸員の先生方等々)も存在を知ってくださっているから、もう手遅れである。だから逃げも隠れもしない。やっちまったものはしょうがねぇのである(^_^)。
しかし、昨日の編集会議でまたまた、痛感したのである。どこまで行っても「バカ」「素人」だなぁと思うのである。編集会議では、前会長の論文目録をExcelで一部分だけ作成することになったから(ボキが)、そのあまりの論文の多さと内容に圧倒されてきた。できるかな。なにしろcomputerも苦手であるから。
さすがに論文博士になられた前会長は違う。課程博士とは違っている。量と内容のレベルが違う。これじゃぁ、ボキ如きバカ・基地外の類いが、学位をねらうなんてぇことは最初から無理だったのだと痛感した。昨日の会議でも、家に帰ってきてからも。
で、早速Amazonから前会長の著書を二冊買った。たくさんあるのだが、高くて買えない。さらに、県立図書館からも借用する。学術書であるから当然ある。高いのは、借りるしかない。ノートを取りながら拝読させていただく。正座はしないけど。
だからボキは裏方で、土台を支えている大衆に過ぎないのである。それをである。どこでどう勘違いしたか、まるでいっぱしの専門家気取りでいたら笑われる。それこそ無明である。そもそもボランティアでやっているだけであるから。
つまり、在野の素人郷土史愛好家(家とはとても言えないけど)として、エリック・ホッファーを真似しているただのジジイでしかないのだ。そこのところを意識していないと、余生を誤る。
出発点に自己否定を置いておかないと、余生は苦しくなる一方である。だから、ボキはエラそうに他人にクチをきかない。きかないどころか、誰もボキを相手にしてくれない(^_^)。あ、笑っている場合ではないな。マジである、マジ。
これから老人大学に行くけど、こっちは自己否定のかけらもない方も少数ながらいる。自慢噺を聞かされるのが常である。オレは、あたしはエライんだとのたもうのである。のべつまくなしである。うんざりする。そんなにエラかったら、他人が、社会が放っておかないだろうにと思うのだが、ご自分が一番そのことを知らない。
それにボキの現役時代のことも聞いてくる。ボキは相手にしない。「そりゃ、別人ですよん」とふざけて言っている。まともに相手にしていたらくたびれるではないか。現役時代になにをやっていようと、そんなの爺婆になったらな~~~~んも関係ないんだよん。
マジにそう思っているのだ。
じゃぁ、そろそろ行ってきまぁ~す。(あ、その前に古文書講座だった)
Bye-bye!
「旗本領郷村の研究」 詳細情報
タイトルコード | 1000000073485 |
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書誌種別 | 図書(郷土) |
書名 | 旗本領郷村の研究 |
書名ヨミ | ハタモトリョウ ゴウソン ノ ケンキュウ |
叢書名 | 近世史研究叢書 |
叢書番号 | 11 |
言語区分 | 日本語 |
著者名 | 川村 優/著 |
著者名ヨミ | カワムラ マサル |
出版地 | 東京 |
出版者 | 岩田書院 |
出版年月 | 2004.8 |
本体価格 | ¥11800 |
ISBN | 4-87294-328-7 |
数量 | 468p |
大きさ | 22cm |
分類記号 | 210.5 |
件名 | 旗本 |
内容紹介 | 「旗本領の性格と旗本知行権」「旗本領郷村と組合村の動向」「旗本知行所支配の実態」の3章で構成。旗本領の実証研究の集大成。 |
著者紹介 | 1926年千葉県生まれ。千葉師範学校本科卒業後、千葉県庁に勤務。千葉県史編纂室長を経て、現在、千葉県郷土史研究連絡協議会会長。著書に「旗本知行所の支配構造」など。 |