汝の欲することなせとエンデの作品に書かれていたが、こりゃぁテメェのためだけと勘違いするとロクなことにはならないだろうよん。
エコノミークラス症候群になってICUに入ったというのは、拙ブログで何度も書いてきた。今朝、こんな動画も見たから思い出した。なかなかの動画である。
これが某大学大学院の中退の最大原因であったし、よくまぁ死なないで退院できたものである。
その結果、ボキは、ずいぶん歩くようになった。読書も時間制限つき&テレビも一日5時間以上は見ない。じっとしているのが死因になるってぇのではたまったもんではないからだ。
もともとお勉強には向いていなかった、ということじゃなぁ。研究者や学者センセには、一日20時間くらい机にしがみついている方もおられるからである。食事をしながら研究し、トイレでも研究し、寝てても研究し、睡眠時間もご自分のイノチも削って研究しておられる。中には、研究室に寝袋を持参して、それこそ・それこそ寝る間も惜しんで、家にも帰らず研究生活にあけくれておられる方もいるのを知っているからである。
たいしたもんである。
それこそ研究者冥利につきるというものであろう。ある日突然、研究室で亡くなって、しかもペンを持って論文の下書きの上に顔をつっぷして亡くなっていたら、凄いことである。
ある意味、ボキの憧れでもあった。
しかし、ボキは生き残ってしまった。
そして、自堕落な生活を送っている。生涯学習から撤退して、毎日をダラダラと送っているのじゃ。情けない。
生涯学習ならず、生涯学習ごっこはやっているけどねぇ。
この数年、諦めきれず日々を送ってきた。そりゃそうだろう。諦められないのが、凡人の常であるからだ。
「汝の欲することをなせ」というのは、エンデの「はてしない物語」という作品のテーマであった。昨日読了した。岩波書店から出ている童話でもある。好きな作家なので、いろいろと借りたり、Amazonから買ったりして読んできたけど。
まさに、ボキはボキの欲することだけをなしていた。自分のやりたいことだけをやっていた。
でも、テメェのやりたいことだけを優先していた。他人のために役立つことが視点になかった。他者批判ばかりしていた。学会に参加しても、それこそワルクチのオンパレード。あら探しばかりしていた。そして、他人をけなし、貶めることによって、相対的にボキの立場を上昇させようと画策していた。
なんというみっともないことをしていたのであろうと慚愧の思いである。
今は、もうそんな世界には生きていない。
誰にも相手にされないし、そもそも他人のことが眼中にない。マジにである。
だから自由気ままである。
誰かの興味関心をひきたいともまったく思わない。拙ブログのアクセス数も興味がない。まるっきり「汝の欲すること」をただひたすらやっているだけである。つまり、「惚け防止」である。
こうなると気が楽である。
のんべんだらりと生きているだけだからだ。
あまり見本とはならないけどねぇ。
でも、今日はこの間生まれたばかりの孫が来る。女児である。まだ二ヶ月である。午後である。
その孫にくだらないじーちゃんだなぁと言われないように、頑張ろう!
わはははっははははっははははっははははっははははははは。
さ、歩きに行ってくる。
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