と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

小説「あん」を一気読みした。言葉の声を聞くという文章に、ふるえあがるほどであった。すばらしい世界であった。

2019年10月09日 16時45分58秒 | とーま君の流儀2019
ドリアン助川氏の小説「あん」が、お昼ごろAmazonからやってきた。リビングで読み始めた。やめられなくなってしまった。どら焼き屋のことから始まっていく。そこに見慣れない老女が樹木の下でじっと店を見ている。す~~っと入っていけるシーンから始まっている。雇われ店主の主人公も、いわくのあそうな胡散臭い人物として、登場してくる。

この最初のシーンは、ありきたりなのかもしれない。

しかし、物語が進みにつれて、その老女がどら焼きのあんこについてかなりの知識を持っていることがわかってくる。雇われ店主よりもかなり詳しいのである。しかも、老女が持ってきたあんこは美味い。

老女は、時給200円でそのどら焼き屋に雇われることになる。

ついつい引き込まれていった。

それに、なにかありそうな老女である。裏がある。老女が作るようになってから、どら焼き屋はお客が増えていく。ファンができていったのだ。

これまた映画のような展開である。この「あん」という小説は、映画化されて樹木希林さんが出ているらしい。らしいというのは、ボキ、まだ見ていないからだが。

老女は、ハンセン病だったのである。それで、前半生を療養所で過ごしてきたのだった。意外な展開でもあった。

ボキが、見事だと思ったのは、老女と雇われ店主との手紙の往復であった。そこには、「言葉の声を聞く」というセンテンスがあったからだ。森羅万象、すべての存在には言葉の声が存在しているのだという描き方である。

唸った。このような体験をしていないからだ。

自称活字中毒であったボキも経験したことのない世界が、この小説には描かれている。それほど、言葉というものは、影響力があるということである。

作者のドリアン助川氏が、ポーランドの収容所やチェコスロバキア(テレジン)の収容所にいた少年少女たちの描いた絵画を見るべしと、先日再放送されたNHKのこころの時間で言っておられた。ボキも、ポーランドやチェコスロバキアに行ってみたくなった。むろん、言葉の声を味わってみたいからである。

この小説、ただものではない。

またまた興味関心が深まってしまった。

ありがたい限りである。


👋
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朗読 ドリアン助川「あん」 1 / 6 ☜ 樹木希林の映画の原作で有名になった。ボキも今日アマゾンから来るからタノシミにしている

2019年10月09日 07時05分14秒 | とーま君の流儀2019

この小説、文庫で売っているのだが、県立図書館にもナカッタ。

だから、いつものとおりアマゾンに発注。

今日中には来る予定。

タノシミである。

それと、作者のドリアン助川氏も興味深い人物である。早稲田で東洋哲学をやっただけのことはある。そこはかとない、厭世観もただよっている。こういう人物が好きだ。闇があるのだ。高校時代までアメフトをやったらしが。

エッセイも昨日読んでいた。年齢は、ボキよりかなり若い。しかし、優れた人には学ぶべし。エッセイの方は県立図書館にあったから借りてきた。

これで良し、これで。

今日もやることができた。ウレシイ。

暇よりはいい。

暇だとろくなことを考えないから。

 

わははっはははっはははっはははっははっははっははははっははっははは。

 

(@^^)/~~~

 

朗読 ドリアン助川「あん」 1 / 6

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【4度目の改良】マツダCX-3試乗 ☜ 買っちまったです。大古車だけど(笑)

2019年10月09日 06時19分49秒 | とーま君の流儀2019

年金暮らしだと車も買えない。しかし、あと何年車に乗っていられるかと逆算してみるとまことにサミシイ。

それに、ボキの居住地は車がないと、どこにも行けない。東京から二時間もかかる。距離はたいしたことはないのにである。東京からふるさとの米沢までかかる時間と、東京から九十九里浜までの時間が、常識とはかけ離れているのだ。なにしろ遠い。千葉県の方が遠いのだ(笑)。

バイトもある。9つもやっているから、移動手段が欲しい。あちこちと移動しているからだ。

で、中古車の良いのがあったらと探していた。

あった。1900キロしか走っていないのが。一昨日契約した。それがこれである。下の動画で紹介しているのを。

実は、スタッドレスタイヤをCX5にはかせるためにディーラーに行ったのである。高かった。予算オーバー。こんなもんに、高いタイヤをはかせるくらいなら、タイヤ込みで中古車を買ったほうがいいと思った。

先月から始めたバイトは、あと4年11か月やらなくちゃならない。居住地は温暖であるが、千葉県もちょっと中に入ったら雪が降る。だからである。死にたくねぇしなぁ。

下取りも良かったから契約に至った。小さいけど、家人としか乗らないから、これで良し。デミオクラスのスモールカーだが、エンジンは2000。動画の試乗車はディーゼルだけど、ボキのはガソリン。

これで良し、これで。

街中で見かけたら声をかけてねぇ。

そんな人いないか(笑)。

 

(@^^)/~~~


【4度目の改良】マツダCX-3試乗

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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/