「残された使命」
コロナで困ったのが、学校である。とりわけ、中学3年生。来年受験をする予定の子供たちが多いと予想している。こういう時期にかなり立ち遅れてしまったのだ。2月、3月、4月で百時間以上の授業が吹き飛んだと現場から聞いた。
公立の中学校には金がないから、タブレット支給なんかできるわけもない。公立高校もこの点では一緒だ。予算でしばられているからだ。緊急に予算を出すと言っても、PTAからしか収入源はない。その保護者会も、収入減で困っておられるだろうにそんなことはできるわけもない。
私立高校もそうだ。かなりの打撃を受けているだろう。しかも不人気校だとさらにその傾向は増す。
授業料収入だけで学校経営は成り立っていないのだが。私立大学だって、巨額の国家からの支援があるからできるようなものであるし。しかも教授たちだって、人件費はかなり高い。普通のサラリーマンでは考えられないような年収がある。今のボキの年収なんか笑われてしまうよん。しかも、こっちはアルバイトで細々とやっているだけであるから。
こういう時代だからこそ、複数の収入源を持っているのが強みになる。学校経営専業の学校法人だと危うい。バックにいろいろと複数の収入源を抱えているような学校法人は盤石だろう。いろいろと知っているので、そう思うのである。単純化もいいが、複数路線もかなり良い。
危機管理意識があるかないかということでもある。
コロナでしみじみそう思ったからである。
学校法人で言えば、理事長とかそういう経営陣の意識である。そいつが大事だ。それに、現場からの意見を聞いているかどうか。とりわけ、私学がそうなんだろうけど、広報で学校を下から支えているような広報マンからの意見を聞いているかどうかでもある。
公立には、そういう職員がいない。校長が直接セールスに回らなくてはならない。おととし、千葉市のある私立高校で半年ほど講師をさせてもらった。その学校には広報主任というセンセがいて、かなりの重要ポストだった。中学校を回っていた。私立高校にもそういう方々が多い。現場の苦労を吸い上げてこその経営陣であろう。
しかし、コロナは千載一遇のチャンスでもある。世間が変わろうとしているからだ。学校も例外ではない。Webで授業をやろうとしているのもその証拠である。
昨日、Webで試験を受けた。受かったが、時代は変わっている。実感した。ジジイでも感動した。こんな時代が来るとは思ってもみなかったからだ。
塾も中学生を中心として、生徒が戻りつつある。高校受験を控えた中3生である。焦っているのだろう。数学のオファーがかなり増えてきた。
だから、ボキも対応を考えて実行している。B6の京大式情報カードで数学の総復習を昨日から始めた。これって、精神科医の和田先生のおすすめ勉強方法なんだけど。
高校受験程度の数学が教えらなくては、辞表を出せと言われてしまうからなぁ。
さらにある。それは大学受験で感染者を出さなかった岩手県である。これは有利だろう。岩手県にもかなりの進学校がある。有名な高校も多い。これらの高校からの大学進学率はいい結果を生み出すだろう。困ったものだと憂いているより、感染者の多かった都道府県は、より一層の勉強をするしかない。他人が遊んでいる暇に、やるこった。人が大勢で遊んでいる時間を、勉強に振りむけることだ。マジに。
わははっははっはははっはははっははっはははっははっははっははは。
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