夜のHATTIに訪問しました
こんばんは。
早速夜に再度HATTIにお邪魔してきました。
18時過ぎで夜のオープン時間ですぐという事もあり、お客さんはいませんでした。
これはますます都合が良いです。
店内に入っていくと、お昼の店員さん(ターリー屋の社長さん!)がいらっしゃって、食材の発注などを確認してました。
アイドルタイムにこういう事をするんですね。
普段見ない光景なので新鮮でした。
ところで、自分でどんな事を書いたか気になって、ターリー屋の過去記事を読み返しました。
「ヨーグルトを使って好き勝手に食べ方をアレンジできるのが楽しいですね」
「本格的なインド料理を期待して行くと肩すかしをくらうかもしれませんが」
「女性やカレーに慣れていない人でも大丈夫でしょう」
「カレー屋さん初心者も安心して入れて、満足できる内容のお店だと思う」
「万人に愛されるお店として、これからも頑張って欲しいと思います」
また、こんな風にも思っていました。
●敷居が他のお店と比べて格段に低い
●店内の張り紙(カレー混ぜまぜ推奨やヨーグルトなど)が分かりやすい
●西新宿だけでチェーン展開していて、不必要に出店したり広げていない
だいたいこんな感じです。
ただ敷居を低くするだけではなく、そこに料理の質などが伴わなければいけません。
でないと、NAN STATIONのようになりかねません。
今年の9月で5周年になるターリー屋。企業として堅実に成長していますね。
私はターリー屋は、他のインド料理屋と比べてとても上手い経営をしているな、と思っていました。
また、こういうお店は必ずしもマニア向けの為のお店ではなく、普通にカレー好きな人が楽しめる為にも必要不可欠だと思います。
私も仕事柄「お客さんに物を伝える」ことの難しさは痛感していますが、ターリー屋はかなり徹底していてお客さんにも伝わっていると思います。
「分かりやすく、楽しく、美味しい」
単純ですが、これを実践するのは難しいです。
これらの点などが、他のインド料理屋などと全然違うと思いました。
さて、前置きが長くなりましたが、お店で着席しました。
お店の方はお昼に来たばかりなので、私の事を覚えていてくださって名刺をいただきました。
吉川(きっかわ)様というようです。ターリー屋のサイトにも載ってますね。
夜のメニューを見ると、かなり本格的なインドの焼き物が並んでました。
チキンをチキンの挽肉で包んだというインディアン・ナバビ・カバブという初めて見るものや、グリルジンガ(海老の姿焼き)、マトンティッカ、ラムチョップなどもありますね。
焼き物メインのお店との事なので、これは楽しみです。
メニューをチェックし忘れたので後日電話で確認しましたが、夜のカレーもあります。
各種1000円くらい~1280円です。
一番高いのがバターチキンカレーらしいです。
タンドリーチキン(680円)にビールを注文しました。
まずはビールとサービスのパパドが運ばれてきました。
ビールはちょうどいい温度で美味しいです。
パパドと一緒に美味しくいただきました。
そして、いただきながら吉川さまとお話させてもらいました。
まずはこのお店(HATTI)をオープンした理由は?
「ターリー屋で初めてインド料理やナンに触れて頂いたお客様に、次のランクのインド料理屋に気軽に体験して頂きたい、という想いからです」
ターリー屋さんはコンセプトが分かりやすく、伝えたい事が明確ですね。
「そう仰って頂けるのは非常にありがたい事です。
うちの特徴として『選ぶ』事を極力なくしました。
ターリーのあるインド料理屋は沢山ありますが、ターリーだけにしたお店はそうありません。
メニューが沢山あるとお客様も選ぶのに凄くエネルギーを使ってしまいますので、極力選択肢は少なく、分かりやすく、を心がけました」
特筆すべきは敷居の低さだと思います。
うちのヨメは私と違ってそれほどカレーが好きじゃありませんが、ターリー屋は入れます。
「マニアの方から厳しい声を頂く事もありますが、まさにそれこそが私どもが目指す方向性なので狙い通りだと思います」
最終的には「ターリー屋」というジャンルを作りたい、とも仰ってました。
つまり、牛丼屋が「吉野家」、ハンバーガーが「マクドナルド」のような世間一般の認知度を目指すという事でしょう。
自分の会社だけでなく、他のお店が同じようなシステムで営業しても、お客さんが「ターリー屋」と思うのが最終目的ですか。
それは大きな目標ですね。
あくまで一部ですが、他にも4周年のカレーパンの話や、ナマステ☆インディアには出ないんですか?など、いろいろ非常に興味深いお話を伺う事が出来ました。
先日ヤマモリ株式会社の三林社長とお話させてもらった時も思いましたが、非常に情熱を持った方だと思いました。
このような方がトップの会社には、他の社員にも「熱」が感じられます。
高い志で努力と研鑽を怠らない、このような方の下で働ける社員は幸せですね。
さて、そうしているとタンドリーチキンがやってきました。
ビールが来てから約15分。結構待ちましたが…。
でかっ!(゜Д゜;)
鉄板に野菜を乗せ、その上にタンドリーチキンがごろっと乗ってきました。
もも肉の1本焼きですよ。
その他にアチャールとチャツネもいただきました。
吉川さまにお話を伺うと、タンドリーチキンは結構焼いたのを外に吊るしておいて、注文が入ったら焼き直すお店が多いそうです。
そうすると身が固くなってしまうそうです。
HATTIではタンドリーチキンは注文を受けた時点で生肉から焼くらしく、どうしても時間がかかってしまうそうです。
それでもお客様に本物をお出ししたい、との想いから生肉から焼くそうです。
ナイフとフォークでタンドリーチキンをいただくのは初めてです。
うわぁ、これは柔らかくてジューシーです。
スパイスもしっかり浸透していてとても美味しいですよ。
ビールとの相性もバッチリです。
さすが焼き物をメインに掲げているだけの事はあります。
焼き物の上手なお店は嬉しくなります。
この日は時間がなく、これだけしかいただけませんでしたが、他の焼き物もいただいてみたくなりました。
特に私はフィッシュティッカが好きなので、次回は注文してみたいです。
焼き物と一緒に飲みにも使えそうな良いお店だと思います。
特にお酒はインド産のワインが各種揃っていて、驚きました。
中には強烈に重い赤ワインがあり、これだけでは空けきれないけど、バターチキンなどのこってりしたカレーとは相性が抜群だとか。
貴重な時間を過ごす事が出来ました。
吉川さまからのご厚意で、ビール1杯無料券をいただきました。
6月末までだったので、いつもの面々を誘って飲みで夜訪問しようと思いました。
吉川さまにはお忙しい中、お付き合いいただきまして本当にありがとうございました!
それでは、失礼します。
【過去記事】
【新規開店】HATTI(ハッティ)(2007.06.09)←店舗情報載せてマス
※30min.のお店ページはコチラです。
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