団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

五嶋みどり、パーヴォ・ヤルヴィ 前売り

2019-01-14 16:46:04 | 音楽

五嶋みどり、パーヴォ・ヤルヴィ 前売り

2019年1月14日(月)

 昨年の12月16日、五嶋みどり、パーヴォ・ヤルヴィの前売りチケットの購入へ行って参りました。

 参りました。売りだし時刻を勘違いし、車を飛ばしていって、着いたのは5分前でした。ただ、このプレイガイドのシステムは、9:30までに並んだ人は抽選で優先順位が決まるんです。つまり最初に並んだ人も9:30ギリギリに並んだ人もイーヴンなんです。

 

 10人程度並んでいました。五嶋みどりですので、100人位は並んでいると予想していたのですが・・、まぁ、私にとっては競争相手が少ないのは好都合です。

 8番が当たりました。直ぐに売ってくれれば良いものですが、店の開店が10時ですので、それまで待たなければなりません。

 

 噂話です。いずれも五嶋みどりに関心がある人達ばかりですので、子どもが生まれたか?という話になったんです。真相は、いずれ明らかになるでしょう。

 

 五嶋みどりは1985年8月に行われた平和コンサートで聴いて以来です。この時の演奏は、安かったんです。家族全員(と言ってもwifeと2sons)で行きました。長男は当時11歳でしたが、大人になってバーンスタインのfanになりました。多分この時の演奏が影響していると思います。

 

 席を選ぶのに時間がかかる人がいるんですよね。3分程度かかりましたでしょうか。スタッフの加重労働になりますです。私はスタッフの負担軽減のため、10秒程度で決めました。

 

 反田恭平のポスターがありました。今一番聴いてみたいピアニストでありますが、予算オーバーで無理であります。

 

 https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/31bbb10aab4237974225d747ad91e651

 

 A席を買いたいと思っていたのですが、良い席がありません。やむなくS席18,000円也にしました。年間予算の三分の一であります。

 

 プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲は期待大であります。

 4月29日(月・祝)のマチネであります。時刻を間違わないようにしなければ!

 

 

 

 

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第九の誤訳!?

2019-01-10 06:21:19 | 音楽

第九の誤訳!?

2019年1月10日(木)

 ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」の歌詞の訳なんですが、最近気付いたことがあります。

 NHK交響楽団の演奏で、当然NHKのEテレの画面です。「ひざまづいているか」と訳しています。「?」を付けた方が良いですね。因みに、2011年まで遡って確認しました。

 原語は、「Ihr stürzt nieder, Millionen ?」です。

 

 これは、私が合唱を練習した楽譜です。昭和58年(1983年)7月発行です。その後1年以内に買ったと思います。

 

 「頭をたれてぬかづくか?」と訳しています。つまり、今はぬかづいていないが、これからぬかづくかということですね。

 

 小松雄一郎先生の訳は、「汝らひれ伏すや?」と訳しています。今はひれ伏していないんですね。

 

 これは、松本憲治先生の訳で、「跪(ひざまづ)いていますか?」と訳しています。今はひざまづいているんですね。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/0267b4b5b298987087565d259aaf3e3d

 

 うぅーん! 今「ひざまづいて」いるのか?、それともこれから「ひざまづく」のか?、全然意味が違ってきますもんね。

 

 人々が分断された世の中にあって、ベートーヴェンは、全ての人が兄弟になれば良いと思っていて、その力を神に求めたんですね。その神に対して、既に「ひれ伏して」いるのか?これから「ひれ伏す」のか?

 私は根拠はないですが、Beethovenは「ひれ伏して」いない人々に対する警鐘として言っているのではないかと思うんです。つまり今は「ひれ伏して」いない。

 

 

 

 

 

 

 

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広島交響楽団第382回定期演奏会(延期公園) 準・メルクル

2018-12-30 16:04:40 | 音楽

広島交響楽団第382回定期演奏会(延期公演) 準・メルクル

2018年12月30日(日)

 12月29日という年末も押し迫った時期の演奏会でありました。

 マチネーでありました。電車で行きました。wifeと二人の時は、車で行きます。

 電車内もカープであります。

 

 良い天気でありました。

 

 HBGホール。旧厚生年金会館であります。

 当日券売場です。結構ありました。ただ、本日は7割程度しか入っていなかったと思います。

 それには訳があり、本来7月7日の演奏だったのですが、豪雨災害により延期になったのです。年末で都合のつかない人が多かったと思います。

 

 

 

 

 本日はマツダによるプレミアム協賛となっています。

 分かり難いのですが、フルートの女性3人が演奏前に練習をしておりました、「m」の下が中村めぐみさんです。

 

 

 準・メルケルってカッコよい名前です。祖父が広島出身なんですね。

 

 

 細川俊夫の瞑想-3月11日の津波の犠牲者に捧げる-

 曲の始まりは、低弦と大太鼓の低い響きが、不気味に漂う中、ヴァイオリンの悲鳴とも叫びともつかぬ悲痛な響きが覆いかぶさってきます。

 この曲では大太鼓の出番が多く、解説によると、「この音楽では、一定の間をおいて常に周期的に響く大太鼓が、まるで宇宙の鼓動のように連続的に鳴っている。」とあります。

 驚愕したのは、森川公美さんのフルートです。尺八の音を出すんです。以前、TVでパユが尺八の音を出すのを見たことがありますが、岡本さんの尺八はパユ顔負けであります。更には、吹く音を楽器の音にしているんです。これは注釈が必要ですが、下手なフルート奏者であれば、吹く息が漏れて楽器の音にならないのですが、意図的に楽器から音を出さずに吹く音を出すんですね。こんな演奏は見たことがありません。日本人作曲家の細川さんならではと思います。それにしても、楽譜にはどのように書いているのしょう。

 忘れるところでした。その細川さんが会場に居て、演奏後舞台に上がり紹介されました。地元我が広島の誇る作曲家であります。斑女というオペラを観たことがあります。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/c68c4503187f483c6886d590a04775f0

 

 最後は消え入るようなピアニッシモでしたが、瞑想というか、時そのものが消え入るような感じがいたしました。

 

 火の鳥は、約45分! 率直に言って前半分は冗長に感じました。私がこれまで聴いた火の鳥は30分程度だったと思いますが、組曲版だったのかしら。これで十分でありました。

 この火の鳥を含めて、今日の曲はリズムが激しく変化し、演奏は大変だったと思います。ただ、広響は素晴らしいアンサンブルを見せてくれました。リズムだけではなく、バシッバシッと言った筋肉質的な音を出すこともでき、あとは、もう少しの音量が欲しいところです。管楽器が合奏で入るとどうしても、弦セクションがマスキングされて聞こえ難くなるんです。今日は弦セクションも増員していましたが、やはり14型ではなく16型にして欲しいものです。

 それと気になったのが、弦合奏中に管がsoloで入る時です。一部の楽器では音が大きいように感じました。弦合奏に融け込むような調和が欲しいものです。

 ともあれ、広響のレヴェルは確実に上昇しておりますです。我が地元広島の誇りであります。

 

 プログラムに「訂正」が入っていますた。

 高口浩二 (誤)第1第一ヴァイオリン → (正)第二2ァイオリン

 田中郁也 (追記)第1ヴァイオリン

 

 チューバが楽器を持ち替えるのを4,5度見ました。ミュートを外したりと大変だったと思います。

 

 前回の定期公演の感想です。一番上には、「フルート、とてもよく響いて感動しました。」とあります。この時のフルートは中村めぐみさんだったのですが、私もこのフルートには脱帽いたしました。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/a2e4d57ebc4d41d8acf75dddfc80995a

 

 私が座った席「A席19列34番」です。前の席は一列8人なんですが、私が座った列から9人になっていますので、前の席と席との間に私の席があり、正面が良く見えるのです。更に、右隣りがホールの左右中央なので、私の席もほぼ中央であります。実は前の列までS席なんですが、私の席はA席の中のS席と言ってもよい席でした。「席」が12回出てきました。(笑)

 

 

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Merry Christmas

2018-12-23 12:11:34 | 音楽

Merry Christmas

2018年12月23日(日)

 数日前、クリスマスカードが来ました。

 広島交響楽団音楽総監督の下野竜也さんからのメッセージです。

 

 注 インクが擦れているのは、私の不注意で擦ってしまったからです。

 

 差出人を見ると、鈴木一裕さんという方です。全く心当たりがありませんが、直ぐに広響団員だと推察できました。他都市の方は、中々分からないかも知れませんが、広島には特殊な事情があるんです。

 市内電車に乗ると、停留所の案内を広響の団員がしているのです。勿論、録音ですが。広響団員が広島市民に浸透しようとしているんです。このクリスマスカードもその一環でしょう。

 市電とプロのオーケストラがある都市って、広島以外何処があるのでしょうか?と思います。我が街の誇りであります。

 

 ・・で、2018年度のイヤーブックで鈴木さんを探したんですが、ありません! ひょっとしたら、新入団員かも知れません。誰かがコッソリ侵入したとも思えませんので。

 広響の会員に送っていることは明らかと思いますが、誰が誰に送るかというのは、ランダムでしょうね。たまたま、私は鈴木さんの担当になったということです。ということは、来年はひょっとして、ヴィオラの安保さんから来るかもしれません。ドッキドッキであります。

 

 安保さんは、裏が真っ赤なハイヒールを履いていたことがありますよ。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/337bda2e28122e5d1b501fd1106d923b

 

 広響では存在感抜群の方なんです。

 

 毎年のように、東京公演を行っています。

 

 2018年3月、すみだトリフォニーホールでありました。

 

 

 

 

 

 

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19710427 大阪公演、プレヴィン&ロンドン響の、ラフマニノフ sym.Nr2

2018-12-10 07:50:59 | 音楽

19710427 大阪公演、プレヴィン&ロンドン響の、ラフマニノフ sym.Nr2

2018年12月10日(月)

 不思議です。私に、アンドレ・プレヴィンのことに関して、問い合わせる方が多いのです。

①数年前になりますが、木下浩二さんという方から、私のエァチェックに関して問い合わせがありました。勿論、プレヴィンです。この木下さんという方は、プレヴィンを研究している方で、いずれプレヴィンに関する本を出すとおっしゃっていました。(結果は知りません。)

http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I5639781-00

 

②私が音源交換している方からですが、今年、標記の音源についてリクエストがあり、音源交換をさせていただきました。

 

③今日10日気付いたのですが、私のブログにコメントを寄せた方がおられまして、標記の音源についての質問でした。

 ラフマニノフの交響曲第2番の演奏がオンエアされたのですが、「3楽章までの放送だったのか?」という問い合わせでした。不思議と言っていいか知りませんが、②の方も同様の質問をされました。

 

 「第3楽章まで」ということに関しては、今となっては、憶測するしかないのですが・・、当時の記録を元に類推してみましょう。

 

 まず、演奏があったのは、1971年4月27日、場所は大阪フェスティバルホールです。

 演奏曲目ですが、次の通りです。

 ・エルガー ロンドンの下町

 ・チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

 ・ラフマニノフ 交響曲第2番

 なお、アンコールがありまして、ボーン・ウィリアムズの「グリーンス・リーブズによる変奏曲」が演奏されています。

http://gewandhaus.sakura.ne.jp/wp/karajan/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%AE-%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%8E%E3%83%95-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC2/

 

 

 以上3枚は、当時のFMfan誌に載ったものです。

 

 これは、私の録音ノートです。まず、放送ですが、同年5月5日にありました。エルガーの放送があったかどうか分かりませんが、当時の私の習性からしたら、放送があれば録音しているハズです。

 次に、ラフマニノフの方は「(第3楽章まで)」とメモしています。これも、当時の私の習性からしたら、終楽章まで録音するハズですが、このテープが48分(19㎝)だったため、4楽章が録音できなかった可能性があります。

 

 アンコールは、別のテープに録音してあります。第3楽章までの放送であれば、アンコールは、その後続けて録音しているハズですので、終楽章までの放送だった可能性が高いと思います。ただ、確証はありません。

 

 私の類推は、以上の結果となり、肝心の放送があったかどうかについては、「不明」ということになりました。

 ただ、「不明」を明確にする手段がない訳ではありません。

①先の木下浩二さんは、多分知っておられるハズですので、尋ね当たってみることです。

②国立国会図書館に、FMfan誌のバックナンバーがあると聞いていますので、それを紐解くかです。

 

 

 

 

 

 

 

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広島交響楽団第385回プレミアム定期演奏会

2018-11-18 09:43:20 | 音楽

広島交響楽団第385回プレミアム定期演奏会

2018年11月17日(土)

 11月16日、広島交響楽団の演奏会へ行って参りました。どうしても行かねばならない演奏会だったんです。一回聴き逃したことがあったので。

 

 このところ、忘れたりすることが多かったので、朝から何度もチケットを確認しました。(笑)

 https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d9420d57d0c848805f45c6ecfc420d6d

 

 電停から徒歩約10分。途中橋があり、橋の真ん中で北方向を写しました。一休さんの気分を味わいつつ。

 広島文化学園HBGホールです。旧厚生年金会館でありました。

 道路を挟んで南側にアステールプラザという広島市の施設があり、ホールもあります。過日のことですが、施設のスタッフに「直ぐ近くに同じようなホールがあるって無駄でしょ!」と言ったところ、かのスタッフは「必要です。」と宣われました。質問を変え、HBGホールが広島市の施設だったら、アステールプラザを造ったと思いますか?と尋ねました。かのスタッフ「造らないでしょうね」。 国、自治体間の二重行政の弊害であります。

 

 

 何時もは、当日券売り場の窓口が開いているのですが、本日ありません。入口に事務局長がいたので尋ねたところ、完売ということでした。多くの人が、すわっと馳せ参じたのでありますな。

 

 意外とCD売り場が繁盛していませんでした。早かったからかも・・。

 

 

 私が座った席です。3列38番。

 

 諏訪内晶子が、そのスレンダーな肢体に群青色に近い青のドレスをまとって出てきました。そのドレスにはビーズが散りばめられていて輝かしい光を放っているのであります。

 今日の曲目に、赤や黄色系は似合いません。諏訪内のsenseが光っています。

 

 1990年史上最年少でチャイコンクール優勝という衝撃の偉業を成し遂げた諏訪内も46歳となりました。普通なら随分と歳をとったなということになるのかも知れませんが、私なんかからしたら、まだひよっこ同然であります。その美貌もいささかも衰えを知りません。「ひよっこ」と「美貌」はちょっと結ぶ付きませんけど・・。(笑)

 

 

 

 

 明るさと哀愁感が微妙にマッチングしたメロディが弦のユニゾンで始まります。(注 全楽器の「ユニゾン」かどうか確証がありません。)それは、私の心臓を包み込むようであります。私事で恐縮ですが、私は狭心症で心臓を締め付けられる発作を幾度も経験していますが、狭心症の方は痛みで、ブラームスの方は解放(介抱)なのであります。

 比較的長めの序奏が終わり、諏訪内のフォルテッシモのアタックが弾けました。音に揺らぎが無い! それは弱音でも同じです。ピタッとした精緻な弓使いというのでしょうか。

 諏訪内の操るストラディヴァリ「ドルフィン」の凄いこと! 私の席は前から3列目ですので、良く聴こえて当たり前ですが、恐らく多分ホールの隅々まで鳴り響いていたことでしょう。オケの方が完全に負けていましたね。それでも、弦セクションは何時もより増強していたんですよ。音色的には、優雅というより無骨に感じましたが、ブラームスにはこの方が似合っています。

 それより何より、諏訪内の超絶技法に耳のみならず目を疑いました。(笑)ビブラートの指使いは、まるで映像を早送りで見ているようでした。小指だけ、超高速で動かすんです。私も帰る道すがら真似してみましたけど、小指を動かそうとすると薬指と中指まで動いてしまいます。百年経っても真似すらできないでしょうね。(笑)

 AIロボットが近いうち独奏者として現れ、技巧的には人間を凌駕するかも知れません。しかし、「美」を生み出すことができるのか? 諏訪内のしなやかな肢体の動き、筋肉質で締まった二の腕三の腕の動きは、見方によればその正確さゆえロボットアームに見えるかもしれません。しかし人間の動きは、顔、身体、腕、指と全て有機的一体感があるのであります。諏訪内が弓を弦に微妙に当てて奏で瞬間に見せる恍惚とした表情に魅せられ、私は美を感じるのであります。

 

 4番が始まりました。2楽章の冒頭管が目立ち過ぎかなという部分はありましたが、楽器全体のバランスがよくとれている演奏と思いました。えっ!と関心したのは、3楽章のフルートです。絶妙のバランスでオケに融け込んでいました。演奏が終わり、最近では多くのセクションの奏者を立たせるのですが、本日はフルートの中村めぐみさんだけでした。

 中村めぐみさんと言えば、昨年、下蒲刈島での演奏会で聴きました。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/ac054cb2ddfcd4db3d31cea5ffc17139

 同じフルートの高木綾子さんとのデュオコンサートでした。高木さんというと日本の第一人者と思いますが、当日は調子が余り優れなかったのか、中村さんの方が精彩があったような気がしました。広響も凄い奏者を持っているものであります。

 

 第4楽章は、ちと変わった雰囲気を感じました。それまでの楽章と違い演奏者には難しい場面が多かったのではないかと思います。ブラームスの管弦楽はマーラーのような派手さは勿論ありませんし、ブルックナーに較べてもシンバルがなく、地味(渋い)です。でも濃密さでは引けを取りません。圧倒的スケール感のエンディングは波紋として長く残るんです。

 

 第一ヴァイオリン14人、第二12人、ヴィオラ10人、チェロ8人、コントラバス7人。何時もよりか5人程度の増強と思います。

 

 順番が逆になりましたが、諏訪内のアンコールです。何かの変奏のようでありました。これも勿論超絶技巧でただただ、茫然と聞くのみという感じでした。ただ、今回の演奏会で惜しむらくは、あまりピアニッシモがなかったということです。諏訪内の緊張感のあるピアニッシモを聴いて見てみたかったです。

 実は、もう5年位前になりますが、一度諏訪内の演奏を聴き逃したことがあります。チケットはwifeも含めて買っていたのですが、直前の夫婦喧嘩で聞く気分になれず、人に譲ったことがあります。ということで、私が死ぬまでに諏訪内が広島にまた来ることを願って、次回はwifeと一緒に行きたいと思います。

 

 最後に、今回の演奏会ですが、何と4,560円也!で聞く事ができたんです。A席だったんですが、私にとってはSS席も同然でした。何せ諏訪内が私の方を向いて私のために演奏しているのではないかと見まがうようなポジションだったからなんです。

 翌朝、楽友に演奏の感想をメイルしました。レスに「諏訪内はちょうど私の方を向いて演奏していた。」とありました。何~だ、誰もそのように思うんだ。(ハハハ)

 

 何は兎も角、記憶に残る演奏会でありました。ブラーヴォ!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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反田恭平ピアノ・リサイタル

2018-08-27 16:09:09 | 音楽

反田恭平ピアノ・リサイタル

2018年8月27日(月)

 26日、反田恭平ピアノ・リサイタルへ行って参りました。

・場所:三原市芸術文化センターポポロ

・曲目 オールベートーヴェンプログラム

①創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80

②ピアノ・ソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」

③ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」

④ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」

 

 演奏会を知ったのが4月の下旬で、既に前売りが始まっていました。チケット完売でしたので、知るのが遅かったら入手できなかった可能性がありました。アブナイアブナイ

 7月21日から全国ツァーが始まり、9月15日まで、全19公演です。全部同じプログラムです。

 会場のポポロというのは、馴染みのあるホールです。5、6回行ったでしょうか。車で約2時間です。

 

 緑の芝に囲まれた、ゆったりとした敷地にあります。

 

 びっくりしたの何のって! 開演40分程度前に着いたのですが、既に多くの方が並んでおられました。全席指定なんですよ。

 CDコーナーにも殺到していました。

 このホールは「髭の館長」というあだ名のユニークな方がおられまして、有力な新人を発掘しておられます。

 

 私が座った席からです。

 

 32の変奏曲の第一音を聴き、ダイナミックな音と直観いたしました。このホールは中ホールですが、大ホールでも音量に不満を感じることはないでしょう。

 悲愴の2楽章は、もう少し噛みしめたようなニュアンスが欲しかったです。失礼ながら途中、集中が途切れました。というか、少しうつらうつらしたんです。

 月光も、ダイナミックで躍動感のある演奏と思いましが、特段感動的ではありませんでした。

 

 それを一変させたのが熱情です。しかし、それも終楽章に入ってからです。2楽章までは、私の感性とはチト違いました。ところが、終楽章に入って俄然ダイナミックで躍動的になり(曲そのものがそうなんです)、終わりの数分は身体が震えだしました。自律神経それも交感神経系に完全にコントロールされてしまったんですね。最後の1分は曲そのものを聴いているという感じはありませんでした。(音が途切れて聞こえるという感じ!?)いやー、凄い演奏でした。滅多にあるものではありません。

 

 アンコールがこれまた凄かったです。4曲演奏し、合計35分程度! 曲そのものは良く聞きますが、題名は思い出しません。ただ、4曲目は、悲愴の2楽章でした。私がウトウトした楽章ですね。

 

 マイクを握って、先の豪雨災害に対してお見舞いを申しておられました。このCDは入場者全員にプレゼントということです。小曲が2曲入っていました。聞いたことがありますが、曲名までは分かりません。wifeも貰ったと思いきや、「いらん」と言ったらしいんです。おおバカ者であります。

 祖父母が広島だと言っていました。そういえば、私の小学校の同級生が反田と遠縁と言っていましたです。

 

 ちょっと、予断ですが、ミスタッチがかなり有ったように思います。まだ、粗削りなところがあるようです。ただ、あれだけダイナミックで躍動的に演奏する訳ですから、譜面通り弾くのは相当難しいのでしょう。言い換えれば、楽譜通り弾くことができても、ニュアンスを付けなければ、無機質な演奏になるのではないでしょうか・・。

 

 今後演奏会があれば、どうしても行きたくなるピアニストであります。

 

 

 2012年 金子三勇士

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/4333816445eaf6292ae081005ef0cddd

 

 2015年 萩原麻未

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/6e2c10f16d440916ac7135f00c6569b0

 

 2014年 牛田智大

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/4d291dd3c0ec4e0008d18bd8d9198f0e

 

 2011年 小林愛実

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/280d71ceb7a29b4835a34d58971b9f8d

 

 

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オルゴールの館グリム

2018-08-18 08:03:48 | 音楽

オルゴールの館グリム

2018年8月18日(土)

 6月1日、山口県柳井市にある「オルゴールの館グリム」に行って参りました。wifeがどこでどう情報を仕入れたのか、行ってみたいと言ったのであります。

 

 小さな瀟洒な建物でありました。

 

 

 

 

 

 

 wifeはどうやら、ここでオルゴールを売っていると思ったようであります。

 近くの喫茶店の経営者が、オルゴールを作っている橋本勇夫さんの連絡先を教えてくださいました。なぜ、喫茶店の人がわざわざ教えてくれたかと言いますと、wifeがオルゴールの館の場所を尋ねたんです。その時、どうもオルゴールを買いたいとかなんとか言ったんだと思います。それで、連絡先を探し、わざわざ私たちを追いかけてきて、教えてくださったんです。ご親切に感謝です。

 

 ・・で、その橋本さんという方が現在居る場所が、広島市! これで、wifeがオルゴールを手に入れたいという気持ちに拍車がかかりました。

http://www.gurimu.jp/

 

 数日後、かの場所を訪れました。ところが生憎のお休み。wifeは延べ4回くらい訪れたようですよ。

 これです。豪華な装飾がしてあるのかなと思いましたが、大枚を叩けなかったせいと思います。

 

 乙女の祈りでなければいけなかったようであります。昔ピアノをいじっていた時に、この曲を練習していたんでしょう。

 

 ・・で、執念で入手したオルゴールでありますが、私ゃ、wifeが一度も聞くのを見ていません。

 どうやら、また、無駄遣いしたようであります。

 

 

 

 

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広島交響楽団2018「平和の夕べ」コンサート

2018-08-16 11:19:54 | 音楽

広島交響楽団2018「平和の夕べ」コンサート

2018年8月16日(木)

 8月5日、広島交響楽団2018「平和の夕べ」コンサートに行って参りました。

 ソリストに、ピアノのネルソン・フレイレを招いての豪華なコンサートです。曲目もブラームスのピアノ協奏曲2番。通常協奏曲が最後に演奏されることはありませんが、この日は特別な意味合いがあったものと思います。3番の後に演奏されました。

 

 3番は、ブラームスの交響曲の中でも、私的には一番印象の薄い曲です。ただ、私はつくづく、この曲は副交感神経系の曲と思いました。地味ですが、心にしっとりとくるものがあります。

 

 続く、ピアノ協奏曲の2番ですが、ピアノ付交響曲とも言われています。ピアノの派手さがないですね。チャイコフスキーにしても、ラフマニノフにしても他の多くのピアノ協奏曲はピアノの突出した表現がありますが、地味~という感じです。

 この曲はホルン泣かせと思います。出だしのあの悠揚迫らざる雰囲気はホルンこそと思いますが、その次ホルンとしては高い音を出す必要があります。この場面を完璧に演奏するのは難しいのでしょうね。本日広島交響楽団のホルン奏者も、ちと苦しんだようであります。

 この曲も副交感神経的音楽と思いました。

 

 フレイレがアンコールを2曲演奏しました。2曲目は会場からどよめきが起こりましたです。まさか2曲演奏するとは思っていなかったんですね。

パデレフスキ:ノクターン 作品16-4
 グリーグ:抒情小曲集第8集より「トロルドハウゲンの婚礼の日」作品65-6  

 

 私はいずれも知らない曲でした。グリーグは随分と軽快な曲でした。グリーグと言えばどちらかと言えば、暗い感じのイメージがしますが、払拭されました。

 

 当日券売り場です。

 左は、先の豪雨災害に対する広島交響楽団としてのメッセージです。

 

 ピアノの左はフレイレなんですけど・・。

 

 余談になりますが、実は会場を勘違いしていたんです。フェニックスホールと思っていたんですね。平和おおはしを渡る時点では、何の疑問もありませんでした。

 平和公園では、明日の平和祈念式典の準備が進んでいます。

 ホールに入って、何か違和感を感じました。観客がいない!ただ、内部からオーケストラの音が聞こえてきたので、まだ、その時点では間違いに気づきません。

 周辺にいた人に尋ねて、間違いに気付きました。

 

 ただ、幸いなことに、歩いて5分程度の所が真正会場で、慌てることなくたどり着くことができました。

 演奏会そのものを忘れることがありましたので、それに比べればまだマシかも・・、と自らを慰めています。

 

 

 

 

 

 

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PMFオーケストラ広島公演

2018-08-05 07:35:00 | 音楽

PMFオーケストラ広島公演

2018年8月5日(日)

 7月31日、広島国際会議場フェニックスホールへ、PMFOの演奏会を聴きに行きました。

 ゲルギエフが来るのを知って、市内のプレイガイドへ赴いたのですが、時すでに遅し、でありました。S席しか残っておらず、それも明後日のような席なんです。当日券狙いといたしました。

 

 当日券は、1時間前からの発売ということで、15:30に会場に着きました。この会場は入口が地下になっています。

 先客が20人程度並んでいました。席の選定に時間がかかるのか、30分程度で私の番になりました。運よく、ステージバックの席が空いていました。

 開演まで時間があるため、平和公園を散策いたしました。8.6記念式典の準備でテントが張られていました。

 慰霊碑から原爆ドームを望みます。左の建物ですが、私的にはジャマになりますですね。いずれ取り壊しになり、新しい建物は建たないと思います。

 

 プログラムです。

 

 

 ロビーで若者が、「ゲルギエフで5000円とは安い!」と言っていました。盗み聞きをした訳ではありません。大きな声でしたので、自然と耳に入ったのです。私が求めたステージバックの席は3000円也です。若者の言を借りれば、超安いということになります。

 

 曲目は、変更がありまして、上記の他に、

・ヴェルディ 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲がありました。

 実は、このホールはステージバックの席(写真では上)は必要のある時組み立てるんです。そのため、歩くとグラグラするんですよ。ステージバックの席を使わない時はステージがこの写真では上の方に移動し、空いた部分が客席になるんです。 

 丹下健三氏設計によるホールですが、このような複雑な仕組みにして、如何なものかと思います。ステージをや席を移動する人力って、相当なものですよ。

 

 

 このホールは約1500席ですが、半分程度の入りでした。ゲルギエフがきてこの程度ですので、広島のクラシックファンって少ないですね。

 このホールは音響調節版があります。閉じていますが、当然デッドになります。開くと三角錐が出っぱたような形になるんですが、残響が多くなります。この日、やはりデッドに感じました。なぜ、開かないのかな・・?

 私が座った席は、左の一番手前です。

 ちょっと、身を乗り出すと、パーカッションがよく見えます。

 

 ステージバックの席で聴いたのは、実に久しぶりでした。20年以上経っていると思います。音響的には、違和感というか違うものを感じました。第一ヴァイオリンが遠くに感じます。また、パーカッションの音がやたらと目立ちます。やっぱ、弦を前パーカッションを後ろの位置で聴いた方が馴染みやすいですね。

 

 バーンスタインのハリルという曲は、初めてです。フルート独奏が入ります。いろんなモチーフが出ますが、私的にはまとめることができませんでした。

 この曲、パーカッションの出番が凄かったです。10種類以上でしょうか。一人5種掛け持ちの人がいました。

 

 マーラーの7番を聴くのは、初めてです。出だしのホルンの不安定な響きは印象的です。ちと、ホルン奏者も苦労していましたです。

 マーラーの音楽って、集中するような方向へ行かないんですね。表現はちと違いますが、百花繚乱のような感じで。その点、ブルックナーの全ての楽器で一点集中を目指すような表現と対照的です。

 もちろん、どちらが良いとかいったことではなく、マーラーのダイナミックな表現は大好きです。この曲もパーカッションが大活躍します。女性パーカッションが大きさの違うシンバルを使い分けていました。これ、ステージバックの席でないと、なかなか分からないと思います。

 

 ゲルギエフの指揮ですが、手を小刻みに激しく震わすのが特徴です。そのためだと思うのですが、指揮棒が超小っちゃい! 確かに大きいと震わすのが難しくなりますね。 このTVの映像だと10㎝程度はあると思いますが、以前もっと短いのを見たような気がします。いっそ、爪楊枝にしたら!歯の掃除にもなりますよ。(ハハハ)

 

 各国の若き混成チームです。今後活躍することでしょう。

 抱き合っているメンバーがいました。いつか、再会できると良いですね。

 

 PMFで思い出したことがあります。北海道の石狩市の方と音源交換をして、その方がPMFの音源を提供してくれたんですね。今回、改めて確認しますと。DVDも入っていました。1991年のライヴ映像です。未だ観ていないんですね。こりゃ、観なくっちゃ!

 

 

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夏の第九 2018

2018-07-15 15:14:42 | 音楽

夏の第九 2018

2018年7月15日(日)

 7月12日、「夏の第九」と称する演奏家へ行って参りました。

 会場へ行く途中の本安川です。

 広島文化学園HBGホールです。

 左のポスターに写っているのは、メルクルですが、この演奏会は豪雨災害のため延期になりました。

 入りがあまり良くなかったです。1000人も入っていないと思います。(全約1800席)

 

 

 松尾康二さんという方がこの演奏会主催NPO法人の理事長をしておられます。

 この演奏会は、私が大雑把に試算したところ1000万円程度の赤字だと思います。松尾さんが、それでも私財を投じて開いておられるのです。ご立派な方と思います。

 モーツアルトですが、三楽章になりやっと躍動的なメロディがありましたが、それまでは率直に言って退屈でした。ホルンはベルリン・フィルにいたバボラークですが、消化不良になったのではないかと思います。他の楽器の音量に合わすため、ホルン本来の音量を出さないのです。

 特筆すべきは、東京オペラシンガーズです。ざっと数えたところ85人でしたが、多分アマチュアのコーラスだと200人集まっても、あの音は出せないと思います。

 塊のような音を出すんですね。アマチュアコーラスだとなんとなくふんわりした音なんですが、正に音の礫でした。

 これは、広島のアマチュアコーラスです。左右にはまだ女性がいますが、こんなに多くても率直に言って大した音を出せないんです。私が経験していますので、間違いありません。

 

 ただ、東京オペラシンガーズの方は、女性の人数を増やした方が良いと思いました。

 2015年8月9日にも、このNPO法人の主催で第九の演奏会がありましたが、この時の方が良かったですね。

 

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/edcd84ebe9be23fbc0e0e569df65c99c

 

 上から7行目「快楽は、虫けらに与えられた」と訳しています。広島在住の音楽家で、ここの部分を「快楽は、虫けらのような人にも与えられ」と訳している方がいます。

  ↓

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/0267b4b5b298987087565d259aaf3e3d

 

 この「虫けらのような人」というのは、大先生に対して申し訳ないのですが、誤訳と思います。生きとし生けるものの人間の対極として「虫けら」と言ったのだと思います。

 翌日のTVの報道番組です。

 恥ずかしいのですが、オーボエとクラリネトの音の違いが分からなくて、取り違えて聞いていました。左から2番目がオーボエなんですが、クラリネットと思っていたんですね。

 ヤン・レツルとは、原爆ドームを設計したチェコ人です。バボラークもチェコ人なんですね。

 原爆慰霊碑に献花するところです。

 

 第九が始まるとき、ソリストも出てきました。えっ!一楽章からずっといるの?と思いましたが、これは広島の豪雨災害で犠牲になった人に黙祷を捧げるためでした。

 

 

 

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演奏会延期

2018-07-07 15:44:57 | 音楽

演奏会延期

2018年7月7日(土)

 昨日6日の21時頃、東京に住む楽友からTELがありました。

 広島の豪雨災害がトップニュースで伝えられているというのです。私が住んでいるマンションでは前を通る道路が冠水しているものの、近所を含めて家屋への浸水まではないようでした。広島広島と言っても広うござんすので、急傾斜地など土砂崩れの可能性のある所があり、被害が出ているものと思われました。

 実は、昨夜はワインを四分の三程度、地ビールを1本飲んでいて、口は非常に滑らかだったのですが、どのような説明をしたのか、現時点では、あまり記憶がないのであります。(-_-;)

 これ、数日前に、この楽友が送ってくれた地ビールです。茶色っぽいのを飲んだんですが、黒ビールっぽいテイストで、奥深い味でした。thanksです。

 

 この波しぶきの状況では100%冠水しています。

 ここまでの冠水は見た記憶がありません。

 

 本日7日は、広島交響楽団の演奏会のある日でした。気分が重かったんです。雨が降る可能性があり、車で行くべきか、公共交通機関でいくべきか? 傘を演奏開場に持って入るって、気分が重くなります。クロークのない会場なんです。

 

 ・・と、12:30頃、広島交響楽団事務局からTELがあり、演奏会は延期したということでした。災害被害が大きいという理由からです。公共交通機関の中断というのもあります。

 7日の朝日新聞です。その後のニュースを見ても、広島の被害が一番大きいようです。広島は災害の少ない所と言われていました。それだけに、被害が大きくなったものと思われます。

 

 隼・メルクルの「火の鳥」でした。メルケルは人気指揮者ですから、代わりの演奏会は他の指揮者になるものと思われます。

 このチケットは大事に取っておく必要がありますですよ。

 

 演奏会が延期になるって経験は初めてです。

 

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音楽の花束 春

2018-05-17 15:46:00 | 音楽

音楽の花束 春

2018年5月17日(木)

 5月12日、広島交響楽団の演奏会へ行って参りました。この日は、土曜マチネーでした。前回の演奏会の始時刻を間違えやり過ごしたことがありましたので、今回は慎重に確認いたしました。

 

 電車を降りて、平和大橋を渡って行きます。

 

 これは、平和公園の資料館です。

 本郷新の「嵐の中の母子」原爆の災禍から逃れる姿です。

 子どもをまだ十分にオブってませんので、これから立ち上がろうとしているところでしょうか。

 手がとても力強いんです。

 このホールはフェニックスホールというのですが、建物を低く抑えるため、地下部分の方が大きいんです。入口も地下になります。

 このホールは座席の横幅が広くゆとりがあります。

 私の座った席からです。

 ステージのバックですが、通常のホールですと、音が反響するように固い素材なんですが、カーテンのようなものを下げています。本日の演奏会でシンバルを鳴らす場面があったのですが、音が吸収されるのでしょう。音響が良くなかったですね。実はこの奥にはアリーナ席があるんです。もう何年も使ったのを見たことがありません。結論から言うと、失敗でしょう。税金の無駄遣いでした。

 

 曲目は、

・R.シュトラウスのホルン協奏曲第1番変ホ長調

・スメタナ モルダウ

・チャイコフスキー 交響曲第5番

 ホルンは、アレッシオ・アレグリーニさんという方で、著名オケの首席ホルン奏者として活躍しています。多分ですが、最高音と最低音を披露してくれました。最高音ですが、バリバリと空気を刻むような音が出るんですね。ホルンのイメージが少し変わりました。

 モルダウの出だしは哀愁を感じますが、次第に勇壮になり最後は穏やかに終わります。力を授けられるような気持になります。名曲です。

 チャイコフスキーの5番の2楽章は、ホルンが多用されホルン奏者にとっては、緊張する曲と思います。えらく上手いなと感じていたら、本日のホルンソリストでした。見事でした。圧倒的にダイナミックな曲で、オケの醍醐味を感じさせてくれる曲です。最終小節は「ダ ダ ダ ダン」で終わるのですが、もう少し歯切れよく、スタッカート的な演奏にして欲しかったです。とまれ、感動して体が震えました。

 指揮者の熊倉優さんは、まだ20代半ばです。指揮振りですが、あまり大袈裟ではなく明朝体のような感じで好感が持てました。これから大いに活躍するんでしょうね。拍手も大きかったですよ。

 

 

 

 

 これは、帰りに撮りました。私は何時見ても、母親の逞しさを感じます。素晴らしい作品と思います。

 

 

 

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NHK交響楽団演奏会 中国公演

2018-03-16 17:13:38 | 音楽

NHK交響楽団演奏会 中国公演

2018年3月16日(金)

 NHK交響楽団の演奏会が呉市(我家から車で約1時間)であり、行って参りました。A席5000円と超リーズナブルです。海外の同等レヴェルのオケだと15000円はするでしょうから。

 

 やはり、一番感じたのは、瞬発力ですね。「バン」と瞬間的にダイナミックな音を出すことができます。

 

 ラフマニノフピアノ協奏曲は、メロディよりかリズムに主体があるような曲です。ピアノとオケの掛け合いが微妙にテンポをずらしている箇所があり、ちょうど私の身体の振動のサイクルと合致いたしますです。良く分からないと思いますが、自然に身体が動いてしまうってことですね。しかし、それにしても激しい曲であります。

 

 ドヴォーザークの8番はメロディアスな曲です。ラフマニノフを聴いた後は、何と凡庸な曲と感じました。率直に言って、退屈! この曲、本当によい曲かな?と思いました。

 

 アンコールはスラブ舞曲の10番でした。

 上原彩子って、チャイコフスキーコンクールの優勝者なんですね。凄い人がいるものです。ラフマニノフの最初の音が、何か遠くで鳴っているような感じがしました。ホールのせいか演奏者の奏法なのか、その双方なのかわ分かりませんが、不思議な感覚でした。

 

 今回のコンマスは、マロさんでした。

 ほぼ満席でした。

 約1500席のホールです。

 私が座った席からだです。前から2列目でした。

 

 余談でありますが、演奏会のチケットの席って、運に作用されますですね。今回は最悪でありました。

 演奏が始まって暫くすると私の直ぐ後ろの席から、「スースー」とかなり大きな音がするのに気付きました。演奏前は雑音にマスキングされて聞こえなかったんですね。ひょっとして、居眠りしているのかな?と思いましたが、止みません。気になって音楽どころではありません。それに、ひょっとして、ニンニクの匂い?これも強烈でしたよ。いやー、演奏会中に雑音を出されるのは迷惑この上ありませんが、匂いもそれ以上ですわ。耐えられませんもの。

 休憩時間に観察すると、50歳前後の男性。慎重180㎝超。体重ですが、優に100㎏はあろうかという巨漢です。下向きかげんでノッシノッシという感じで歩いています。こりゃ、たまりませんわと思い、後半は空いた席に移動いたしました。当然、前より良い席が空いている訳ありません。一階の後ろの方になりました。

 

 そうそう、私の右隣は男女のペァで、会話が自然に聞こえてきたのですが、かなりの音楽通のようでありました。このお二人も後半席を移動したようであります。そりゃそうです。あの鼻息と匂いにはたまりませんです。

 

 余談の2です。楽友に会いました。この方とは演奏終了と反省会をすることが多いのですが、体調を崩してアルコールを控えていると言います。もう4か月といいますので、気にかかりましたです。

 

 

 

 

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広島交響楽団第24回福山定期演奏会

2018-03-13 12:57:38 | 音楽

広島交響楽団第24回福山定期演奏会

2018年3月13日(火)

 2月18日、広島交響楽団の福山での演奏会へ行って参りました。一般道を車で行くのですから、往復約6時間。途中食事もしますので、合わせて7時間!いやー、これからは、余程の演奏会でなければ、なかなか行くことは出来ないです。

 

 リード=葦、&ローズ=薔薇→リーデンローズホールです。

 お金かかっています。綺麗なホールです。

 横向きになってしまいました。左が上です。

 

 2階の最前列でした。音響特性としてはバランスが良い場所と言われています。ホールとしても、広島の厚生年金会館よか良いですね。どの楽器もよく見えるので、視覚的にも音響特性が良いです。「視覚的にも音響・・」というのは、訳分からないかも知れませんが、人間は楽器を見ると小さな音でもよく聞こえるんですね。

 フルートのお二人が最後まで練習しておられました。左が中村めぐみさんです。昨年演奏会へ行って参りました。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/ac054cb2ddfcd4db3d31cea5ffc17139

 

 

 広島県内で一番客席の多いホールなんです。

 北欧プログラムです。シベ2を聴きたかったんです。

 グリーグのピアノ協奏曲は、みずみずしい曲です。

 シベリウスの2番は、何時聴いても感動します。フィナーレは大波が押し寄せて来るようなイメージです。当然、その波で大海原へとさらわれていくことになります。「さらわれる」とは、身体が感動の渦に巻き込まれるという感じです。

 児玉さんのアンコールは展覧会の絵からでした。この組曲の一部を取り出して聴くというのは欲求不満になりますです。

 

 シベ2番の感動を身体におさめ、帰りの車の移動約3時間はあまり苦になりませんでした。

 

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