トヨタiQ試乗
2008年11月30日(日)作成
iQの試乗より先に、ショッキングなことを書かなければいけない。
ネッツトヨタ店の店長の話だと、この11月の新車販売台数が対前年比で約7割ということだ。これがトヨタのみか、業界全体でかまでは分からないが、3割減とは異常だ。
金融危機の影響による不景気で、将来不安が増し、車の買替えを控えようという動きだろう。
さて、iQであるが、パッケイジングは凄いの一言につきる。わずか3mの車体に4人乗車(大人3人、子ども1人)を成し遂げたのだから。
しかし、後部座席は172cmの私が乗ると、頭上空間に余裕がない。バックレストも立ち気味で、長距離は苦痛だろう。やはりこの車は2人乗りで、非常時に4人ということだ。
走らせてみて、ボディ剛性、乗り心地は何ら問題なく、ホイールベースが2mと短い割に、ピッチングを心配する程でもなかった。全体的な印象として3mの車を運転しているという感覚はない。勿論、小回りは利くが。
問題は、CVTである。走り出すと、エンジンが2,000回転まで上がり、20km/hの車速まで引っ張る。これから後、エンジンが急に1,200回転まで下がり、50km/hの車速まで1,200回転のままだ。なぜかこの間に、車体がぶるぶると震え、こもり音も発生する。これが非常に気になった。
多分、1,200回転というトルクが十分でない状態で負荷がかかることによる影響だと思う。2,000回転から一気に1,200回転まで落とす必要はないと思うのだが、燃費対策のためだろうか・・? 燃費のためでも、これは早急に改めるべきだろう。小排気量車には定番のマニュアルミッションがあれば良いと思う。
販売台数減に対して、トヨタがどのような戦術に打ってでるかが注目だ。とりあえず考えられるのは、体力を生かして、形振りかまわずシェァ獲得だろう。トヨタの強みは体力だから、体力のないメーカーは苦しくなる。
2008年11月30日(日)作成
iQの試乗より先に、ショッキングなことを書かなければいけない。
ネッツトヨタ店の店長の話だと、この11月の新車販売台数が対前年比で約7割ということだ。これがトヨタのみか、業界全体でかまでは分からないが、3割減とは異常だ。
金融危機の影響による不景気で、将来不安が増し、車の買替えを控えようという動きだろう。
さて、iQであるが、パッケイジングは凄いの一言につきる。わずか3mの車体に4人乗車(大人3人、子ども1人)を成し遂げたのだから。
しかし、後部座席は172cmの私が乗ると、頭上空間に余裕がない。バックレストも立ち気味で、長距離は苦痛だろう。やはりこの車は2人乗りで、非常時に4人ということだ。
走らせてみて、ボディ剛性、乗り心地は何ら問題なく、ホイールベースが2mと短い割に、ピッチングを心配する程でもなかった。全体的な印象として3mの車を運転しているという感覚はない。勿論、小回りは利くが。
問題は、CVTである。走り出すと、エンジンが2,000回転まで上がり、20km/hの車速まで引っ張る。これから後、エンジンが急に1,200回転まで下がり、50km/hの車速まで1,200回転のままだ。なぜかこの間に、車体がぶるぶると震え、こもり音も発生する。これが非常に気になった。
多分、1,200回転というトルクが十分でない状態で負荷がかかることによる影響だと思う。2,000回転から一気に1,200回転まで落とす必要はないと思うのだが、燃費対策のためだろうか・・? 燃費のためでも、これは早急に改めるべきだろう。小排気量車には定番のマニュアルミッションがあれば良いと思う。
販売台数減に対して、トヨタがどのような戦術に打ってでるかが注目だ。とりあえず考えられるのは、体力を生かして、形振りかまわずシェァ獲得だろう。トヨタの強みは体力だから、体力のないメーカーは苦しくなる。