団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

お荷物

2019-10-14 06:18:28 | 社会

お荷物

2019年10月14日(月)

 

・「荷物」 (①は省略)②転じて、負担となる物事や人 (広辞苑)

・ネットでは、「手足まといの厄介者」というものがありました。

 

 この、「お荷物」発言ですが、団塊の世代が75歳を超える2025年には社会保障費が増えるという話の中で出た言葉です。

 

 発言の主は、この方であります。数日前、BSのTV番組で宣うておられました。

 

 新浪 剛史(にいなみ たけし、1959年(昭和34年)1月30日 - )は、日本の企業経営者。サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長、元株式会社ローソン取締役社長兼CEO及び会長。

 

 以上のように、超一流の経営者様であります。

 

 最も極端なことを言いますと、アメリカ社会で、特定の人種を指して、「お荷物」と発言したら、完全にアウトであります。さすがのトランプ大統領でも(内心では思っていても)言えないでしょう。

 

 ところが、日本においては、超一流の経営者様は、平然と言い放たもうたんですね。この方は、超一流の経営者様だけではありませんよ。2014年から内閣府経済財政諮問会議の議員という政権に近いお方なのであります。「政権に近い」というのは、この方のご意見が政策に反映される可能性が高いということなんですね。私ゃ、身の震えるほどの恐怖を感じました。だって、「お荷物」は棄ててしまえって発想になりかねませんもの。

 

 申し遅れました、私はこの超一流の経営者様が「厄介者」(本当は「物」と言いたかったのかも知れませんが)と指定した団塊の世代のモノであります。

 

 人間、生を選ぶことはできません。この超一流の経営者様だって、団塊の世代として生まれて来たかもしれないんですね。特定の年令集団を指して、「厄介モノ」とはよく言えたものと思います。いえいえ、超一流の経営者様になろうとすると、人をモノ扱いしなければなれないというのが本質かも知れません。

 

 安倍大嘘付き私物化独裁政権は、「全世代型の社会保障」なる耳障りの良い言葉を使っておられます。しかし、こんな超一流の経営者様を経済財政諮問会議の議員として抱えていることは、本音では、厄介者を切り捨ててしまえってことじゃないかと、思わざるを得ません。というか、消費税は社会保障のために使うと言いながら、消費税を増税することと並行して、高齢者の医療費負担を1割から2割に引上げようとしています。これ、言っていることやっていることが違う(つまり、言っていることと本音が違う)見本のようなものです。

 

 安倍政権は、団塊の世代を退場させたいのでありましょうが、私達団塊の世代は、安倍政権を退場させるため、その多数派形成を行うべく戦うのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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