濃厚接触の3時間
2020年6月8日(月)
密閉、密集、密接の三密が悪いようなイメージになっていますが、これこそが人類にとって一番大切なものであります。
私は、コロナに対して、三密でも防ぐことができるようにならなければ、真にコロナに勝ったとは言えないと思うのであります。
6月2日、3か月振りくらいに、二人の姉夫婦と会食しまいた。
特段感染症対策は行っていませんでした。
さばへしこがあるのは、珍しいです。ただ、私ゃ高血圧で塩分摂取を抑えていますので、食しません。
久しぶりで、テンション上がりました。酔っ払って訳解んないことを言ったのですが。一つだけ覚えていまして、
「今や、アメリカが最弱国ということが明らかになった」と言ったのであります。
①アメリカの感染確認者数、死者数を見れば明らかです。軍事費に528億ドルをかけている「超大国」がこの様です。
②トランプという世紀の大〇〇を大統領に選んだ国であります。今年の大統領選挙で再びトランプを選ぶことになれば、その後遺症は?想像もできません。
ニック・ハノーアーさんは、
「持病のある人ほど重症化しやすいのと同様、元から病巣を抱えた社会ほど打撃が大きいのです。米国には、コロナとは別の『ウィルス』がはびこっていました」と述べています。 「別のウィルス」とは、
「約40年かけて深まった新自由主義です。税金を減らし、賃金を低く抑え、企業への規制を緩める。富裕層が富めば、いずれ庶民にしたたり落ちる。そんなトリクルダウンの考え方が政治や経済を支配していました。政府の役割が軽んじられた結果、格差という病巣が広がり、社会のあらゆる側面でウィルス危機に無防備になっていました。」と述べています。
アメリカは貧困と格差の拡大で、脆弱な国になりましたです。日本もその道を突き進んでいます。
約3時間の濃密接触でした。ただ、それは、極めて人間らしい営みでありました。
東山動植物園の上野吉一さんは、次のように述べています。(5日朝日新聞「新しい生活様式」動物学者はどう見る)
料理をふるまったり、一緒に食べたりという行為は、それ自体がきわめて人間的だということです。・・料理と供食は人類に共通で、それによって食文化は発展してきた・・
ヒトにとっては特に食べるという行為は栄養摂取だけでなく、コミュニケーションとしての意味も大きく持っているのです。
チンパンジーは、体が大きくて力が強いだけでも信頼されません。リーダーの座を争ってオス同士のケンカが始まったときに、群れのメスたちがこぞって加勢したオスが最後は勝ち残ります。そこで支持されるのは、普段から弱い者の面倒見がいいサルなのです。
トランプ大統領って、超大国のアメリカの大統領だから、皆が相手にするだけで、弱小国の大統領だと誰も相手にしません。
弱小国の大統領であっても、弱い人の面倒見がいい人であれば、皆から尊敬されます。
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