団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

トヨタの「シェァ」

2007-11-01 18:56:41 | 

トヨタの「シェァ」

2007年11月1日(木)


 11月2日か3日の新聞に、「トヨタのシェァが初めて50%を超えた。」という記事が載るだろう。もしくは、日本自動車販売協会連合会が正式に発表する翌日の7日。もっと詳しく予想すると、52±1%だ。
 もっとも、軽自動車を除く「登録者ベース」なので、軽自動車を含めると30%程度ではあるが。

 もともと、トヨタはかつて10月が決算期だったことがあり、伝統的に10月のシェァは高かった。
 例えば、昨年の10月は49.4%を占め史上最高のシェァとなっていた。

 そして、今年であるが、他社に比べて、圧倒的な新車攻勢をかけている。いずれも、まずまずの販売を見せているので、私は、冒頭の予想をしたものだ。

 トヨタが「シェァ重視」に転換したのは、95年奥田社長になってからである。95年から98年までの4年間40%を割っていたことがあり、奥田社長が「号令」を出したのだ。
 10月に50%を超えたとしても、単月ベースなので、年間を通して50%以上というのは、なかなかハードルが高いには高いが、今のトヨタの勢いからすれば、数年後に実現しても不思議ではない。(10月30日の新聞報道によると、07年4月から9月までのトヨタのシェァは前年同期より0.8ポイント高い45.4%と過去最高となっている。)

 日本には、他の国と比較して、圧倒的に自動車メーカーが多い。11社あるのだ。トヨタ1社に対して、他の10社が束になってもかなわないという状況は異常であり、消費者にとっても好ましくはないであろう。

 私は、トヨタは50%以上のシェァを目指すべきではないと思っている。シュァを上げようとすると、一番重要なのはモデルチェンジを含めての新車攻勢である。新車開発には当然莫大な資金がいる。財務体質が世界トップクラスのトヨタのみにしか成し得ないことだ。

 私は、今後トヨタが目指すべき道は、世界で一番尊敬される企業になることだと思っている。もちろんトヨタはそのことを百も承知で、環境、安全対策等様々な取組を行っており、いずれも世界トップクラスの技術力を持っている。   

 アメリカの経済誌の「フォーチュン」によれば、世界で最も尊敬される企業としてトヨタは、03年は8位、04年は5位、06年には2位になっている。ここでも死角はないのだ。

 尊敬されるためには、企業のあらゆる活動分野に係ることなので、容易なことではないが、私ごときではあるが、提案したいことがある。

1 ハイブリト技術をオープンにすること。
自動車で今一番の問題は一酸化炭素を出すということだ。トヨタのハイブリット車はこの点において、極めて優れた技術的優位を保っており、初代プリウスを発売して満10年になるが、ホンダを除き他社からは出ていない。
   注 トラックやごく一部の乗用車で出しているメーカーはある。
  かのダイムラー、BMW、GMが束になってハイブリットシステムを共同開発しようというのだから、いかにトヨタの技術が先端を行っているかがわかる。ホンダはアコードにハイブリット車を出していたが、今後はフィットクラスの小型車に特化し他は廃止するという。
  仮に、トヨタがハイブリッドシステムの基本特許をオープンにしたら、他のメーカーが続々とハイブリッド車を出すことは確実で、数年後、自動車による石油の消費量が10%程度減少することがあっても不思議ではない。

2 モデルチェンジサイクルをもっと長くすること。
  トヨタの主力車種クラウン・マークX等は、きっちりと4年でモデルチェンジをしている。世界的に見て4年でモデルチェンジをする車は今やほとんどない。これは資源の無駄使いにも通じる。
  この新車開発費を、環境問題や安全問題に振り向けるのだ。

 私ごときの提案は、既にトヨタ自身よく分かっていることだ。しかし、地球環境等の問題をもう一次元スケール大きく発想できているかというと、私には「?」が付く。

 トヨタが50%以上のシェァを目指すような露骨なことをこれからもするとなると、私はBMWに浮気したい。
 しかし、なんにしても、浮気には、お金がいりますね。



 Tヨタ車にして、Oくさんが、Yぉろこびました。O財布の負担が軽くなったというのです。Tい案Aりがとう。
 


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