裸の付き合い 2018.11.4
2018年11月22日(木)
秩父での一人芝居の公演、終了後の打ち上げが終わり、次はホテルの温泉に浸かりに行きました。
。。と、神山監督が先客として入っておられました。他に入る者なく、10分程度話をしました。と言っても、神山監督の話を一方的に聞くということですが・・。
この時もまだ酔っ払っていて、監督の話を殆ど忘れているのですが、一つだけ明瞭に覚えていることがあります。
それは、もともと日本列島はアイヌ人が住んでいたけれども、北の北海道に追いやられ、少数民族になったというのです。何時頃のことか知りませんが、私はこのことそのものも知りませんでした。
なぜ、神山監督がこのような話をしたのか? それは、今日の一人芝居にその理由があるようでありました。
今日の一人芝居「野の涯」の一節に次のような台詞があります。
(アイヌ人に関して)「少数民族というのは少数にさせられた民族のことだ。」
この台詞から連想して思い付いたのだと考えました。
何故、アイヌ人が少数にさせられたのか?、つい先日ジャレド・ダイアモンド博士のTV番組を観て、理由が分かりました。
博士は、狩猟採集民と農民の違いを解き明かします。
農業により、食料が多く得られることにより、様々な変化が生まれることになります。
中央にある「征服」が注目です。狩猟採集民のアイヌ人は、農耕民に段々征服されて行き、北へ追いやられることになった訳であります。何故「北」か? こりゃもう、私のような浅学な者でも容易に想像できます。南の暖かい方が農耕に適していたんですな。
狩猟採集民と農民の違いですが、農耕に移って以降身長が低くなっています。栄養的には狩猟採集民の方が優れていたんですね。
現代は何民か?という疑問が湧きます。農耕+工業民とでも言うのでしょうか・・。その違いは、地球の資源を回復できないほど多量に消費する時代ということです。
11月5日の朝日新聞です。
神山監督と私が「裸の付き合い」をした翌日、監督は広島のイヴェントへ出かけたんですね。秩父から広島へは鉄道を使って約8時間はかかります。朝7時にホテルを出ても広島到着は15時頃になると思います。忙しいスケジュールであります。ただ、二日酔いは収まっているでしょう。(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます