団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

スズキも不正測定 燃費データ 全16車種で

2016-05-20 07:52:14 | 

スズキも不正測定 燃費データ 全16車種で

2016年5月20日(金)

 スズキは、国の規定と異なる不適切な方法で車の燃費試験データを測定していたと発表した、と報道がありました。

 

 スズキを擁護する意図は全くありませんが、自動車雑誌での燃費比較では、スズキは他メーカーよりカタログ燃費と実燃費の乖離は少なかったように記憶しています。つまり、他メーカーでも不正が行われているのではなかろうかと、感じています。

 記事によると、「国交省は自動車各社に対し、18日までに不正の有無を報告するよう求めていた。他社からは『不正はなかった』と報告があったという。」とあります。何と、能天気な国交大臣だと思います。今回の三菱自動車の燃費不正問題の教訓は、私企業の燃費データを信用するという性善説に立っていたということです。他社からは不正はなかったと言ったって、いわば、泥棒にどろぼうをしたことがないかを尋ねるようなものです。全車(少なくとも、減税している車種)については、国交省が検査すべきです。検査の手間が大変だというような言い訳をしていますが、結局、大した問題ではないと認識しているのですね。舛添東京都知事の政治資金の使い方が大問題になっているのは、税金が使われているからなんです。税に対するシヴィアな認識があれば、当然国交省自らが検査するはずです。このような認識に立たない国交大臣は大臣たる資格はありません、と思います。

 

 不正の動機を聞かれて、「不安定な作業の中でより効率を上げて、的確なデータを得ていきたい・・」と答えています。スズキという会社は、言葉の意味もその使い方も知らないお粗末な企業と思います。「効率を上げる」とは、ポジティヴなことを言う言葉であって、ネガティヴなことを行った場合に使う言葉ではありません。「的確なデータを得ようとすると、手間がかかる(つまりコストがかかる)ので手抜きをした」ということでしょう。つまり、動機は、コスト削減ですよ。その証拠に、この記事では、「スズキが燃費値を測り直したところ」と実測でデータを得ています。やりゃ出来るってことではないですか!

 

 社会規範より企業利益を優先するという企業マインドがまん延しているということです、と私しゃ思います。これは、他社でも同じでしょう、と思います。

 

 ところで、今回の三菱、スズキの不正で見えてきたのは、自動車各社の燃費競争の激しさということです。ただ、マツダだけは少し違っているのかと・・。

 自動車評論家の国沢光宏氏のブログで読んだことがありますが、マツダのエンジン開発の責任者人見光夫常務執行役員は、「燃費競争はやらない」と言ったそうです。私は、これを読んだ時「?」と思いました。何故なら、燃費競争はある意味技術競争でもありますので、技術の向上を目指さないのは如何なものかと。

 燃費を良くするためには、燃焼効率を上げる必要があります。人見氏が燃費競争はやらないと言った動機は何なのか、知りたいものです。まさか、効率を上げることを否定している訳ではないと思いますが・・。

 関心がある方は、次のサイトをご覧ください。

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1512/09/news029.html

 

 

 

 

 

 


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