政治資金疑惑の総合スーパーに陳列されているセコイ商品
2016年5月20日(金)
舛添要一東京都知事が20日、記者会見を行いました。13日に政治資金の使徒に関する疑惑釈明の記者会見を行ったのですが、疑惑が晴れなかったこと及びその後も疑惑が続出したことで、その説明をするためです。いわゆる「説明責任」を果たすためですね。
ところが、舛添氏の口から出てきた言葉は、「弁護士に厳正にチェックをお願いすることにしているので、その結果正すべきは正す。」という趣旨の一点張りです。
13日に約束したこと、例えば日光の宿代の説明、についても、答えません。
私には、保身(知事を続けたいという意味も含めて)のため、弁護士調査ということを隠れ蓑にして、当面時間稼ぎをしているとしか思えませんでした。
こりゃ、一層都民の怒りに火を注ぐことになりましたです。
自民党の谷垣幹事長は、「猛省」と言いました。公明党の山口代表は「説明責任を果たすべきだ」と言いました。このお二人が今日の記者会見をどのように評価するかが当面の焦点です。
先ほど、「一転張り」と書きましたが、注目する発言を引きだした記者もいます。三日月ホテルの会議で、事務所関係者の中に妻が含まれるかと問うたのです。舛添氏は、(私から見るとうろたえたようでした。)「妻は家族です」と事務所関係者か否についてはまともに答えませんでした。これは後日の重大な言質になる可能性がありますよ。
また、上手い質問をする記者もいました。これまでの政治資金の使徒は適正という認識をしているかと問うたのです。これに対して、舛添氏は、答弁不能に陥りました。「適正」と答えて、後日の弁護士の調査で「不適正」と言われると、舛添氏が狙う隠れ蓑になりませんので。
政治資金疑惑の総合スーパーの経営者になり、そこで売っている商品はセコイものだけ、という比喩がピッタリの舛添氏ですが、そりゃ、まずいぞえ!
都議会が6月から始まりますが、まずいぞえ氏を擁護するような会派があれば、参議院選挙で審判を下さなければなりませんね。
これからも、この問題ウォッチし続けます。
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