団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

Bodylanguage

2012-10-18 17:09:10 | 家族
                            Bodylanguage

                                                   2012年10月18日(木)

 抱くとズシリと重い。私の1歳半の孫のことである。聞くと10.5kgだと言う。0.5kgの端数が付いているのが、我が子の成長を分秒単位で把握している母親らしい答えだ。つい1か月前に会った時は、「あぁー、あぁー」という声と指差しによる意思表示だけだったが、このたびは、「Bodylanguage」を覚えていた。 最初に覚えたのは、おっぱいをせがむことで、両手でおっぱいを揉む動作をする。赤ちゃんがお母さんのおっぱいを紅葉のような手で揉む(というより押す)、その発展系だ。水を飲みたいときの動作は、両手又は片手でつまみを回すようにぐるぐる回す。考えてみると、というより当然のことながら、生存に重要なことから覚えている。

  私は、母親がどのようにして教えたのかは知らない。また、その動作が「手話」のように共通語(動作)かどうかも知らない。ただ、最近の子育てでは流行っているようである。言葉を発するより、動作で意思表示をすることの方がたやすいのであれば、それは大いに教える必要がある。人間はコミュニケーションにより、他者ひいては社会との繋がりを持つことで成長すると思うからである。

  どう考えても分からない動作もある。「TVを点けて」というのは、TVのリモコンを持ち、人差し指で胸の方を指す。何かきっかけがあったと思うのだが、私の想像力では思いつかない。何か物を食べたいと欲するときは、手のひらで口を叩くようにする。まだ言葉を話せない子どもに教える昔からの歌で、「ちょーち ちょーち あわわ かいくり かいくり おつむ てんてん」というのがあるが、その「あわわ」の動作なのである。この動作は、古くからある歌で表されているので共通語(動作)だろう。



 「あわわ」をしています。



  美味しいという動作は、人差し指でほっぺたをつっつく。美味しいことの例えに、「ほっぺたが落ちるようだ」というのがあるが、これを考慮して大人が考えた動作だろう。

 「美味し 美味し」をしています。


 変わったところでは、「痛い」ことを、両方の人差し指をくっつける動作をすることである。映画ETで宇宙人と主人公の少年がお互いのコミュニケーションを図る動作として指をくっつけ合うが、それである。 私は、この動作には大いに異議がある。「痛い」というのは緊急のサインなのに、この動作は少々難しい。もっと手っ取り早く「痛い」ということを伝える動作であるべきである。

  2日間の滞在で、述べ10時間程度一緒にいただろうか、その間一度も泣かなかった。ばぁばがそのことを言ったので、そういえばそうだったと気が付いた。 何故だろう?この齢の子どもは泣くのが仕事である。というより、泣くことにより、意思表示をするのである。・・ということは、Bodylanguageにより意思表示をすることができるので、泣く必要がないということなのかもしれない。

 ともあれ、Bodylanguageを7つ使うことができるということだったが、じぃじはどうしても後一つが思い出せない。記銘力・記憶力の退化である。一方、孫の方はどんどん新しいことを覚え成長する。私は、このことが「命を引継ぐ」ということなのかなと感じるのである。この私から孫への「命の引継ぎ」を確かめるべく、繁く孫に会いに行くようになるのである。

・2012年9月7・8日、大津

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