萩生田官房副長官ご発言概要
2017年6月21日(水)
萩生田官房副長官が文科省局長に伝えた内容を記録したとされる「萩生田官房副長官ご発言概要」なる文書が出てきました。重要なことが書いてあります。
①和泉(首相)補佐官からは、農水省は了解しているのに、文科省だけが怖気づいている。
②官邸は絶対にやると言っている。
③総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた。
④渡邊加計学園事務局長を(文科省の)浅野課長のところにいかせる。
つまり、官邸が総理の意向として、文科省に圧力をかけているという構図です。
(都合の悪いことは事実でも否定するという意味において)当然のことながら、萩生田氏は、否定をしました。曰く「加計学園に関連して、首相からいかなる指示も受けたことはない」。
今後本格的に追及が始まることになりますが、私ゃ、どのようなウソをつくのかが楽しみなんです。このような場合の常套句として、「記憶にない」が使われますが、不思議なことに、「総理からの指示はない」ということは、明確に「記憶」しているのであります。
また、萩生田氏は、渡邊事務局長について、名前を知らないと言っていますが、そりゃ、都合の悪いことは直ぐ忘れる方の「知らない」は信用できないのであります。事実関係を言うと、萩生田氏は加計学園の「教授」をしており、渡邊氏を知っていても不自然ではありません。重要なことは、渡邊氏が浅野課長と会っているという事実があることです。
事実関係を時系列に繋ぎ合わせ、ディテールを含め検証をすると、必ずボロが出ることになるでしょう。マスコミ、野党の追及の力が試されます。
政権側は、権力を総動員し、もみ消しを図るでしょう。つまり権力の力が試されることになります。もし、知らぬ存ぜぬで押し通すことができるとしたら、この国の権力構造は、もやは独裁といったレヴェルと言ってよいでしょう。
独裁者は冷酷なものです。これだけ安倍首相を守るために必死になっている萩生田氏でも切り捨て御免になりますからね。
いつも、私のブログを読み、コメントまでいただき、有難うございます。
あなたは、「文部科学省として加計学園の今治市獣医学部新設に反対だった理由が全く語られない事なんだよね」と言っています。もし、その通りでありそれが問題としたら、これは現政権の責任ですね。文科省は政府を構成していますし、政府のトップは安倍総理だからです。
「朝鮮脳」という表現をしておられますが、私には差別用語としか受取れません。
また、「志向」と書いておられますが、私にはどのように思考しても、あなたの深い意図は理解できませんでした。