広島市土砂災害検証
2014年9月16日(火)
広島市の土砂災害を検証する第三者機関の検証会議が行われました。
新聞の情報だけですが、私は一番肝心な検証が欠落していると思います。それは、人災によるものがなかったかという検証です。
市の情報の把握方法とか、マニュアルの検証も確かに必要なことではありますが、それで済ます訳にはいきません。
情報把握は誰がするのですか。マニュアルは誰が作るのですか。必ず「人」が介在するのです。その「人」の対応が十分であったかどうか、人災と言われるレヴェルの過ちを犯していなかったかどうか、それ抜きに検証というのは、有り得ないと思います。そうでなければ、ただ単に、「ガス抜き」になるだけです。
第三者委員会の今後の議論には、「人災かどうか」という観点のものはありません。
今回の市の対応は、後手後手になっています。県と比較しても明確です。例えば、災害対策本部の設置は、県より1時間15分後ですし、首長が災害対策本部に出たのは、市は県より1時間30分後です。(県と市の連携は行われていたハズと思いますけど。)
松井広島市長は、「救助、救命は消防が中心にやってくれており。私が直接、救済できるわけではない」と話したと報道されています。
この報道が事実としたら、このお方は①何か勘違いしているか、②指導力についての資質がないかの何れかでしょう。理由の説明は不要でしょう。
私は、8月22日のブログで、第三者委員会による検証が必要と書きましたが、今回の「第三者委員会」は文字通り第三者的発想で、私が想定していたような委員会ではありません。ただ単に、「ガス抜き」あるいは「アリバイ作り」といった感じです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/bdba1273b5fdd4e1fe58e896cdd118bb
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