日産 不祥事の連鎖
2018年12月9日(日)
日産自動車で、出荷前の完成検査で新たな不正が見つかったそうな!
11月7日の朝日新聞です。
「不祥事の連鎖」とありますが、もう一つの方は、ゴーン容疑者の不正のことです。
9月26日に、山内COOが「完成検査については、膿は出し切った」と言っていたのですから、開いた口がふさがりません。というか、信じがたいことです。
私見でありますが、ゴーン氏の経営の総括なしには、この検査不正の問題の解明はできないと思います。ゴーン氏のコストカットに最大の問題があるからです。
今回で4回目。スバルも同様なことがありました。
もう、ここまできたら、国交省の問題です。
そもそも、メーカーに検査を任すというのが間違いの元です。一応、国交省がメーカーを検査する仕組みがありますが、癒着構造では、十分機能しているとは思えません。(ゴーン問題で知ったことですが、通産省から日産の役員に天下りしている方がおられますね。)
メーカーが不正を行った場合、その管理監督責任を果たしていないということで、国交省の役人に対しても厳しく処分することが求められます。
この記事の末尾に、「・・検査をめぐっては、スズキやマツダ、ヤマハ発動機でも排ガスや燃費検査データの不正が発覚している」とあります。マツダ、ヤマハは件数的に少なく、日産、スバルとは次元が違うと思います。
なお、ある高名な自動車評論家氏が、ブログで次のように述べています。
「錆びないための表面処理などしたままの新品ブレーキって利きが悪い。500mも走れば普通に利くのだけれど、完成車ラインの最後端に検査場所あります。新品のまま検査しなければならないのだった。車検場の人によれば「陸運局の車検ラインでも性能不足の車両をゴマかすためサイドブレーキ検査の時にフットブレーキを掛けるケースは多いです」。
「新品のまま検査しなければならないのだった」とあります。その前に「500mも走れば普通に利く」とも書いていますので、それを誤魔化すための不正の検査はOKとでも言うのでしょうか・・?もし、そうなら言語同断であります。「錆び・・の表面処理」を落として組み立てるようにすれば良いではないですか。メーカーサイドに立った評論家って、不要であります。
これは、検査不正とは関係ありません。11月の販売台数10傑です。上位5位までが軽自動車!
私は軽の規格が全長20㎝、前福10㎝拡大、排気量1,000ccまでとなれば、魅力的な車になると思いますし、国際的にも十分通じる車になると思うのですが・・。今の軽自動車を見ると、どのメーカーも規格ギリギリの車ばかりで、オーバーハングも殆どありません。ということは、今の規格は、小さすぎるよ!と主張しているようなものです。
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