Muic for Peace 2019.6.20
2019年6月23日(日)
6月20日、広島市交響楽団の演奏へ行って参りました。
いきなり、ハプニングが・・。半券チケットが分からなくなったんです。落としたかと思って、受付へ行き、事務局長へ尋ねました。当然ありません。「当然」というのは、探すのを一旦諦めてしまっていたのですが、念のためと思いもう一度と探したら、プログラムの間にはせてあったんです。無意識的にそのようにしたんですな。認知を疑い、相当落ち込んだんであります。事務局長、お騒がせして申し訳ありませんでした。
ハプニングは私だけではありませんでした。指揮者が変更になったんです。ベートーヴェンの8番の交響曲だけ、沖澤のどかさんという方に代わりました。芸大の指揮科を主席卒業とあります。
最近のTVで観たんですけど、芸大の指揮科は、一学年2人だそうであります。とまれ、これからの活躍を期待したいものであります。
ペンデレツキ指揮、庄司紗矢香という豪華プログラム!A席4000円でありますが、2割引でgetできますので、3200円の入場であります。広島に住んでいて良かった!
開場のHBGホールです。
当日券です。2階席はガラガラでした。売れ残りのチケットを有効活用する方法はないものかと思います。食品ロスを無くすために、困っている方へ配付する事業がありますが、チケットもそのようなことができないものでしょうか・・。
ペンデレツキといえば、広島の犠牲者に捧げる哀歌が有名ですね。
平和のための前奏曲は、金管と打楽器のみの編成の曲です。予想と違い、明るい感じの曲でした。カスタネットかなにかよく分からない音が、手裏剣のように飛んでくるのが印象的でした
メタモルフォーゼンは一転、重いですね。40分程度の曲ですが、独奏ヴァイオリンの出番が多くかつ、激しいんです。他のヴァイオリン協奏曲に較べて2回演奏するくらいエネルギーが要るんじゃなかろうかと思いました。庄司は小柄な体つきでありますが、そのエネルギーが満々としているんでありますな。
アンコールは、バッハの無伴奏ソナタ第3番~ラルゴ。気を鎮めてくださいました。
ベートーヴェンの8番は7番とほぼ同時期に作曲されたということですが、随分と違います。7番は、タイヤで言うと18インチで踏ん張って運転する感じですが、8番は肩ひじ張ったところがなく、16インチでゆったり運転する感じであります。晩年のベートーヴェンの達観が表れている曲と思います。これから評価はもっと上がるのではないかと思います。
来年の3月には、アルゲリッチとの共演が予定されています。広島交響楽団とアルゲリッチとの共演は、もはや定番となっております。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/d5123312efc91e29447f415d9a177b72
広島交響楽団のホームページからです。(以下3枚)
率直に言って、指揮はまだまだという感じです。これからに期待しましょう。
こちらの指揮は、大振りな動きはありません。それでも、迫力のある音が出ます。
庄司のこの服装って、変わっていますですな。まぁ、動きはし易いようであります。
今年は、五嶋みどりも聴いたのですが、庄司は五嶋ほど動きが大振りではありません。ヴァイオリンの音質は似ているようでありました。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/e8ab5a988b6f2c34f5cef7210b5a49e3
昨年は、諏訪内晶子も聴きました。この3人の中では、諏訪内が光ってましたですな。圧倒的音量でありました。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/a2e4d57ebc4d41d8acf75dddfc80995a
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