エリザベト音楽大学第73回定期演奏会
2013年11月24日(日)
・ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
・リスト ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
ピアノ:末政優衣
・レスピーギ 交響詩「ローマの松」・「ローマの祭」
指揮:山下一史
演奏:エリザベト音楽大学交響楽団
~2013年11月17日 エリザベト音楽大学セシリアホール~
ワーグナーの冒頭、弦の音が平板に聞こえて、「あぁー」とがっくりしたのも束の間でした。直ぐに、ワーグナーの大海の大波に身体を奪われていました。シンバルの登場は2回ですが、女性パーカッションが、準備のためシンバルに手をかけそして持ち上げ、後ろを振り返って邪魔なものがないことを確認して、「バンッ」とばかりに一撃をくだしたその瞬間、身体が熱くたぎるような興奮を覚えました。
ホールでしょうか、ピアノそのものでしょうか、それとも演奏のせいでしょうか・・。ピアノの音が澄んだ音に聞こえないのです。特にffで。リストのこの曲はスリリングで刺激的な曲なんですが、率直に言って、印象に残りませんでした。
レスピーギのローマ3部作は有名ですが、私はCDでもあまり聞くことがありませんでした。今回実演で聴いて、こんなにダイナミックで迫力のある曲とは知りませんでした。楽器もマンドリン、オルガン等も加わるなど多彩で華やかでした。800人程度のホールですが、圧倒的な音量にホールの方が負けていたように思いました。
こんなに凄い演奏を、わずか1,000円也で、聴くことができるなんて、これを幸せと言わずして何を幸せと言うのでしょうか。私は皺寄の顔になりました。
これまで、山下一史の演奏を3回聴いていました。広島出身ということで地元からの要望が多いのでしょうか・・。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/3fcbd8a98feedc9500b12f169a7888ed
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セシリアホールです。
私たちが座った席です。
演奏の前に音楽コンクールでの入賞者の表彰が行われました。
フィリピンの台風被害のカンパ呼び掛けです。この大学にもフィリピン人学生がいるということでした。
「ローマの祭」もオルガン付きだったんでしょうか?フィナーレの主顕祭は難しい曲です。。。オルガンを付けたらどうなるのでしょうか・・・・
1986年の今頃、ベルリンへの学生旅行で山下さんの指揮ではなかったですが、フィルハーモニーホールに山下さんが座っていて日本人だったので声をかけたことを覚えています。たしかカラヤン指揮のはずが病気?のため第九の代演をしたって。。服を持っておらずジーパンか私服で?!か何かで指揮したと言っていたはずです。うるおぼえなので間違っているかもしれませんが。。。今はエリザベート音大で教えておられるんですね。。。
来週14と15日は1泊で福山「みろくの里」ツネイシしなまみヴィレッジまでサッカー引率で遠征して参ります!
このホールですが、オルガンがあまり響かないのです。演奏のせいかも知れませんし、小さいのでオーケストラの音量が上回っているのかも知れません。
指揮者の山下さんについては、プログラムに、カラヤンの代役として、ベートーヴェンの第9をジーパン姿で指揮したことがあるとの記述がありました。いぶきさん、ベルリンで山下さんに会うなんて、貴重な経験をされましたね。
震災後の1000人のチェロコンサートは、私は行ってはいませんが記憶にあります。その後、同じような企画が他の場所でもあったような気がします。