マークXとSAIと
2009年10月25日(日)
トヨタ自動車が最近相次いでミドルクラスセダンの新車を発表した。
10月19日マークX(6気筒2.5ℓFRセダン)、20日SAI(2.4ℓFFハイブリッド専用セダン)だ。
トヨタの価格戦略の深謀が見える。
マークXは思い切り低価格戦略に打って出た。
ベーシックグレイドのGは、実質約30万円の値下げ。まず、本体が2,674,250円→2,751,000円と76,750円の値下げ。主要装備では、旧モデルの場合オプションであった、VSC&TRC63,000円、スマートエントリー&スタートシステム94,500円、SRSサイドエアーバック63,000円が標準装備になり、実質的に約30万円の値下げということだ。(原価は10万円程度と思うが。)
Gの廉価版Fパッケージが更に凄い。本体価格2,478,000→2,380,000円と98,000円の値下げ。安全装備のVSC&TRCとSRSサイドエアーバックは標準装備となった。私が見て、装備に不満があるのは、アルミホイールとディスチャージランプが付かないことぐらいだ。これで、Gより371,000円安いのだから、ヴァリューフォーマネーである。
本格的な6気筒FRセダンが238万円で買えるというのは、ラストチャンスかも・・。
一方SAIの方であるが、高額設定で打って出た。ベーシックグレイド(といっても8インチのナビが付くなどフル装備である)が338万円。マークXとの差実に100万円!。
SAIにはレクサスのHS250hという兄弟車があり、そのプライスは395万円とSAIより57万円高い。そのことや、装備の充実を考慮すると、決して高くないですよ、と主張したいのだろうが、これには異議がある。
SAIの場合競争車種がいないということで、高く設定していることはミエミエである。ここらが、マークXとの違いだろう。
双方、魅力的な車であるが、販売目標は以外と少なめで、両車とも月販3,000台目標である。
参考データを記すと、先のレクサスのHS250hは月販目標500台に対して、1か月の受注は10,000台を記録した。
マークXは5年前にモデルチェンジした時は、月販目標5,000台に対して22,000台の受注だった。
現下の経済状況を踏まえて、少なめの目標を設定したのだろうが、両車共売れると見た。マークX15,000台、SAI30,000台の受注と予想しとこう。
競争車種があると思い切った低価格、一方なければ高額設定という、トヨタの価格戦略の「深謀」が見える。というより、「エグイ」さが際立つ。他社から悲鳴が聞こえてきそうである。
新型マークX発表の翌20日にデーラーに行ったら、まだ登録されていなかった。試乗記は後日に。
後ろ姿は、旧モデルと違いが明確だ。
営業スタッフは、SAIよりマークXを売りたいと言っていた。
517PV,210IP
2009年10月25日(日)
トヨタ自動車が最近相次いでミドルクラスセダンの新車を発表した。
10月19日マークX(6気筒2.5ℓFRセダン)、20日SAI(2.4ℓFFハイブリッド専用セダン)だ。
トヨタの価格戦略の深謀が見える。
マークXは思い切り低価格戦略に打って出た。
ベーシックグレイドのGは、実質約30万円の値下げ。まず、本体が2,674,250円→2,751,000円と76,750円の値下げ。主要装備では、旧モデルの場合オプションであった、VSC&TRC63,000円、スマートエントリー&スタートシステム94,500円、SRSサイドエアーバック63,000円が標準装備になり、実質的に約30万円の値下げということだ。(原価は10万円程度と思うが。)
Gの廉価版Fパッケージが更に凄い。本体価格2,478,000→2,380,000円と98,000円の値下げ。安全装備のVSC&TRCとSRSサイドエアーバックは標準装備となった。私が見て、装備に不満があるのは、アルミホイールとディスチャージランプが付かないことぐらいだ。これで、Gより371,000円安いのだから、ヴァリューフォーマネーである。
本格的な6気筒FRセダンが238万円で買えるというのは、ラストチャンスかも・・。
一方SAIの方であるが、高額設定で打って出た。ベーシックグレイド(といっても8インチのナビが付くなどフル装備である)が338万円。マークXとの差実に100万円!。
SAIにはレクサスのHS250hという兄弟車があり、そのプライスは395万円とSAIより57万円高い。そのことや、装備の充実を考慮すると、決して高くないですよ、と主張したいのだろうが、これには異議がある。
SAIの場合競争車種がいないということで、高く設定していることはミエミエである。ここらが、マークXとの違いだろう。
双方、魅力的な車であるが、販売目標は以外と少なめで、両車とも月販3,000台目標である。
参考データを記すと、先のレクサスのHS250hは月販目標500台に対して、1か月の受注は10,000台を記録した。
マークXは5年前にモデルチェンジした時は、月販目標5,000台に対して22,000台の受注だった。
現下の経済状況を踏まえて、少なめの目標を設定したのだろうが、両車共売れると見た。マークX15,000台、SAI30,000台の受注と予想しとこう。
競争車種があると思い切った低価格、一方なければ高額設定という、トヨタの価格戦略の「深謀」が見える。というより、「エグイ」さが際立つ。他社から悲鳴が聞こえてきそうである。
新型マークX発表の翌20日にデーラーに行ったら、まだ登録されていなかった。試乗記は後日に。
後ろ姿は、旧モデルと違いが明確だ。
営業スタッフは、SAIよりマークXを売りたいと言っていた。
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