団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

スピード社製水着

2008-06-13 07:12:51 | Weblog
               スピード社製水着

                         2008年6月12日(木)作成

 スピード社製の水着で、新記録ラッシュが起こり、話題になっている。
 私は、「水着」でスピードを上げようとすることを認めるのは、おかしいのではないかと考えている。

 水泳にしろ陸上にしろ何にしろ、競技は、人間の体力と技術の限界に挑戦するものであり、水着とかいったいわば「舗装具」の助けを借りるものではないと思うからである。

 ギリシャ時代のオリンピックは裸で競技していたというから、オリンピックの原点は裸の状態で人間の体力と技術の限界に挑戦する、ということだろう。
 それを、現代にあてはめると、水着部分は最少であるべきで、体の大半を覆い浮力を与えたり人間の肌より水の抵抗を少なくするようなものであるべきではない。

 このスピード社については、気になることがある。
① 2000年のシドニー五輪で、「さめ肌水着」を開発し、15個の世界新記録のうち13個がこの水着だった。しかし、五輪が終わって間も無く、「水着の表面の加工はよくない」ということで使用禁止となった。(いわば、「前科者」です。)
② 国際水連(FINA)は、「浮力を与える用具」は禁止している。そのFINAに、水着メーカーでは唯一オフィシャルスポンサーになっている。(「わいろ」の疑いがかけられても仕方ないでしょう。)

 このスピード社の水着に対抗して、日本のメーカー、ミズノ、デサント、アシックスは、「高速水着」の開発を行っている。
 日本の化学繊維の技術は、トップ水準だろうから、スピード社製の水着より更に性能の良い「水着」を開発するだろう。

 今年の北京オリンピック水泳競技は、「選手」が泳ぐのか「水着」が泳ぐのか混迷しそうである。

(写真)「夕暮れの浜辺」2008年6月7日、福岡県志賀島で撮影しました。本文とは関係ありません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旦過市場 | トップ | F1カナダグランプリ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事