「あなた」、「君」、「お前」
2017年1月14日(土)
トランプ次期アメリカ大統領が、「記者会見」を行いました。自分に都合の悪い記者からの質問はさせないという、到底「記者会見」と言える代物ではありませんでした。
ここで見えてきたのは、
①一部の楽観論者の見方が完全に間違っていたということですね。識者の中には、大統領になれば、選挙中のような乱暴なことはしないだろうという希望的観測を持っている方がいましたが、アテが完全に外れました。一部の保守的な論陣からも警戒の念を持ち出した方がおられることに、私は注目しました。
②スキャンダル続出政権になるだろうことです。一部メディアの報道によると、ロシアにトランプ氏に都合の悪い情報を握られているということです。真偽のほどは、分かりませんが、トランプ氏なら大いにありそうなことです。
③大統領の職を私物化する政権になるだろうことです。トランプ氏が行っている事業が大統領職と利益相反になる虞があるので、それを防ぐために事業から手を引く必要があると言うことですが、何とその事業を息子に委譲するという異常さです。何の意味もありません。トランプ氏は、大統領の職務権限を自らの事業の利益に結び付けることを考えていると思われても仕方ありません。
・・と、ここまで書いて、日本にもソックリな方がおられましたですね。大阪府知事、大阪市長と歴任し、最後は自爆した方です。「自爆」というのは、自ら仕組んだ仕掛けで職を失うことになったということです。→大阪都構想を住民投票で否決され辞職に追い込まれた訳ですから、私流に言うと「自爆」ということになります。
大統領どころか、一市民としての良識、常識すら持ち合わせていないような人物がアメリカの大統領を続けていくことが出来るとは思いません。何時か何らかの形で「自爆」すると思うのであります。
標題ですが、トランプ氏が記者とのbattleで、記者を名指しし「you」と言ったのですが、日本のメディアは、「あなた」、「君」、「お前」と様々な訳をしています。仮に「お前」というようなニュアンスであれば、そもそも品格のないお方でしたが、その「square」になりますね。私の従姉がアメリカに住んでいますので、現在、その「ニュアンス」について確認中です。
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