団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

新幹線からの富士

2008-01-23 18:12:09 | Weblog
               新幹線からの富士

                           2008年1月23日(水)

 富士山がきれいに写真に撮れるのではないかと、品川駅のホームで新幹線を待ちながら、思いを巡らしていた。
 1月3日、関東地方は晴れ渡っていたし、僕の腕はともかく、300㎜(35㎜換算)の望遠レンズを付けたデジタル一眼レフカメラを持っている。

 東京へは、年に1~2回行く機会があり、大抵、山陽→東海道新幹線で行く。当然富士山を通り過ぎるのだが、多くは天候がすっきりせずに、きれいに見えない。きれいな富士山を堪能した記憶は久しくない。

 富士山が現れるだいたいの目安をつけて、デッキに出る。カメラを用意しながら、期待が膨らむ。富士山が見えだすと、シャッターを切るのに夢中で、構図とかに気が回らない。
 振動により、カメラが揺れるし、ドアの窓ガラスにぶつかる。悪条件だ。しかし、悪条件を言い訳にはできない。悪条件なりに写す方法があるからだ。

 富士山が隠れている合間に、写した写真をチェックしてみると、「建物が写っている」、「斜めになっている」など、いい写真がない。
 ともかく、80枚程度、シャッターを切っただろうか。家に帰って、じっくり見てみると、陳腐なものばかりで、落胆し、ほとんど消去した。
 後から考えるに、「新幹線からの富士」なのだから、近景の建物が流れている写真なら、撮影意図は表わすことができたのではないかと考えた。でも消去してしまったので、後の祭りだ。

 これから、僕の残りの人生で、富士山をきれいに見る機会はないかもしれない。写真という媒体にも良いものを残すことができなかった。しかし、僕の目には、あの日の澄み渡った青空を背景に真白き雪を頂いた富士山が焼き付いている。
 いや、これも歳と共に、ボケるのだろう。

(写真)ブログに掲載するほどのものではない。アリバイ証明のようなものだ。

 2008年1月3日の富士山
 僕の人生時計「16時57分05秒」 チン

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「オレ、U.」(話題) | トップ | がら(話題) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2008-01-27 20:32:17
目に入った写真
カレンダーの切り抜きかと思いました。
読むにしたがってご自身の撮影とわかりました。綺麗ですね。新幹線からでもこんなに綺麗に撮る事が出来るのですか?感激”
高性能カメラお持ちですもんねー。
又お写真を~
返信する
亀さん え (windy)
2008-01-31 09:24:14
 たしかに、富士山は綺麗で雄大です。
 カメラですが、あんなに「周辺光量」が不足するとは想像していませんでした。(4隅が暗くなっている部分です。)

 周辺光量不足にはがっかりしましたが、これをなくすには、レンズの重さが3倍になったりとか、金額も3倍になったりとかすると思うと、妥当なところかな?

 今後は、それを前提に写せばいいわけですから。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事