水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

インプット→アウトプット(2)

2022年09月16日 | 学年だよりなど
2学年だより「インプット→アウトプット(2)」




 インプットの時間が長いと、やっている気分にはなれるが、成果はあがらない。
 アウトプットしてみて初めて、情報は知識として定着しようとする。
 もちろん必要な情報をインプットすることなく、アウトプットするのは時間のムダだ。
 3年生になってあわてて過去問からスタートして茫然とするタイプだ。
 授業を受けるという活動はインプット比率が高い。
 24時間以内になんらかの形でアウトプットしてみることが、学習内容定着の第一歩になる。
 授業内容をふまえて随時宿題を解いていくと、自然に両方が成立する。
 自分のやっている勉強をメタの視点で見直してみよう。
 インプットばかりしてないか、やみくもにアウトプットしてないか。
 元東大王の鈴木光さん(かわいい)も、こう言っている。




~ みなさんの中には、知識を完璧に覚えるまで一切問題を解かないという方がいらっしゃるでしょうか?
 あるいは、教えてもらったことを完全に理解して、100%覚えきるまで次のステップに移らない、という方も多くいらっしゃるかもしれません。
 私はこの方法だと勉強につまずきやすくなると思います。
 なぜならば、問題が解けるようになるまでに必要以上に時間がかかってしまうし、インプットの精度自体も低くなり間違いやすくなると実感しているからです。
 インプットとアウトプットは交互に、あるいは同時並行でやっていきましょう。
 インプットはアウトプットの質を高めることに役立つし、その逆も然りということです。ものを覚えるためには、問題を解くことで初めてスタートラインに立つことができます。
 問題を解けば、覚えたことが正しかったのか確認でき、それを活用する能力が身につきます。また解くために必要な知識が足りないと気付くことで、インプットしきれていなかった場所を見つけられ、そこを埋めることにより精度が高まります。
 つまり完壁なインプットをすることにこだわる必要は全くないのです。
 最初は精度の低いインプットで十分ですし、同時に勇気をもってたくさんアウトプットをすればいいのです。
 そうすることでどんどんインプットの精度が高まります。結果、短期間で正確な物事の記憶ができ、短い時間でたくさんの問題が解けるようになるのです。 (鈴木光『夢を叶えるための勉強法』KADOKAWA) ~




 漠然と勉強するのではなく、自分はいま何をやっているのかを意識することだ。
 いま自分がやっているのは、インプットなのか、アウトプットなのか。
 限られた時間内で成長していくには、やり方そのものにも頭を使わないといけない。


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