折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

薔薇と指揮者

2008年07月14日 23時58分57秒 | 小暑
     □ ドミニク・ロワゾー(Dominique Loiseau/S 2003 Derbard France)

◇ 今日はパリ祭、フランスの独立記念日だ。
  薔薇は、フランス所縁の花と言っても過言ではないだろう。
  極東の蒸し暑い夏にも耐えて咲く、フランスの魂、または妖精の棲む世界。
  そんな小宇宙を薔薇木立には感じる。

     

     
     □ アイスバーグ(Iceberg/F 1953 Kordes Deutschland)

    
  □ グラミス・キャッスル(Glamis Castle/ER/S 1992 D.Austin England)


◇ 私の宝物、何も薔薇に限ったことではなく大好きな音楽にもたくさんある。
  今回はカラオケではなくて、クラシックの世界、ここも私の小宇宙。
  キラ星の如く輝くのは、数々の名曲に指揮者に管弦楽団。
  特に大好きな指揮者は、カラヤン、クライバー、小澤征爾の三人。

             
             □ 指揮者の真似き猫のパカラ      

◇ 元日恒例の「ウィーン・フィルハーモニーのニューイヤー・コンサート」
  これを三人は指揮しているが、その模様をDVDで観る聴くのがリラックスタイム。
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan 1908-89 墺)は1987年。

     
   □ キャスリーン・バトル(Kathleen Battle 1948- 米 ソプラノ)と
     ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauß Ⅱ 1825-99)作曲の
     ワルツ「春の声」(Frühlingsstimmen)を共演。

     
   □ ワルツ「美しく青きドナウ」(An der schönen, blauen Donau)
     オーストリア第二の国歌とも呼ばれ、このコンサートでアンコールされる。

          

               

          

     

          
                □ このバレーの美しさも魅力的。

               
                  □ 軸のぶれない凛とした指揮振りは、
                    どんな音もおろそかにせず、
                    華麗でもあり、妥協もなく、荘厳でもあった。


◇ カルロス・クライバー(Carlos Kleiber 1930-2004 独-墺)は1989年に指揮した。
  そして、小澤征爾(1935-)は1992年、いずれ劣らぬ個性と感性と品性の指揮者。
  何度聴いても新しい発見があり、指揮者や演奏や曲に対する感覚が新たになる。
  
     

          

               
                    □ 音を動かし、空気を動かし、
                      時に躍るような優雅な指揮振りは、
                     「かっこいい」としか表現できない。


     

          

               

          
               □ 小澤さんのこの笑顔、
                 音楽の素晴らしさのすべてを
                 表現し尽くした充実感が漂う。


 ☆☆☆ 三人の指揮者には、深紅の薔薇がよく似合うと思う。
     でも、今は庭には一輪も咲いていない。
     気がついたら、花には落ち度はないものの、
     ブログそのものは、何の変哲もない同じ花の繰り返し。
     ここは、花が入れ替わる頃まで、しばらく更新を休むことに…。

      

コメント (4)
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