今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

温泉3日目

2008年07月15日 | 

予定の読書は昨日で片づけたので、今日の昼はすることがない。
そこで懸案だった、「金毘羅山」登頂にチャレンジする。

この峰は、宿の川向こうの森の上に頂を見せているのだが、登頂ルートが不明だった。
たとえば”2万5千”の地形図には山頂までの山道が記載されているが、登り口が山中の私有地と重なっていてわからず、前回敗退した。

今回はハンディGPSマシン”nuvi250”に等高線データソフトをインストールしたので心強い。
さて、前回敗退した地点で車を降り、nuviを車から取り外し、「徒歩モード」に変更して、肉眼では確認できない山頂が近いことを画面で確認(等高線データなので地形がわかりやすい)。
どうやらルートは私有地脇の草に覆われた廃道を進むらしい。
その廃道を進むと、山頂部分が見えてきた。
でもGPSの地図に載っている登山道が実際にはまったく見あたらない。

ここまで来て再び敗退するわけにはいかない。
今回は意地と暇とGPSがある。
なによりも山が目の前にある。
高く生い茂った草をかき分けて、道なき道をすすむことにした(登山やっていたのでこういう薮漕ぎは平気)。
頑丈な蔓(つる)とイバラのトゲに行く手をはばまれるが、
長袖・長ズボンなので倒れながら強行突破。
滑り降りると、草の丈がぐっと低い歩きやすい草原に出た
そこを進んで、金毘羅山の山腹に達した。
山側に入ると樹林帯になって、足下がまったくみえない猛烈な薮からは解放される。

相変わらず踏み跡はないが、山頂めがけて直登する。
すると踏み跡らしきものが出てきて、それを辿っていくと
林に囲まれた、祠と石碑のある山頂が見えてきた(写真)。
金毘羅様の祠と、多賀大社と愛宕神社の合祀碑があるだけの眺めもない静かな山頂(もちろん私の他に誰もいない)。

汗びっしょりになり、腕には数ヶ所イバラでの切り傷をつけたが、一度敗退しただけになおさら強い達成感を味わう(登山て、毎回達成感を味わえるからいい)。

下りはなぜか踏み跡が確認しやすい。
地図上の道とは外れた踏み跡をたどり、最後は薮漕ぎをして無事に廃道に出た。

これで今回の旅の収穫ゲット。