今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

雨どい下の除染試験

2011年11月12日 | 東日本大震災関連
東京の実家の雨どいの下のコンクリ面の除染に着手した。
線量は、手前の雨どい下が1μSv/hr、奥の雨どい下が1.7μSv/hr(いずれもα・β線込み)。

まず高圧洗浄をやっても値は下らなかった。
今日は、ネットで注文しておいたゼオライトの粉末に、水と片栗粉をまぜてねっとりさせ、
それをコンクリ面にたらして、浸透させて、水で洗った。
しかし、値は変化なし。
すなわち、除染はもう無理。

そこで、次善の策として、コンクリ面を覆うことにする。
線量が高い面積は狭いので、蓋状のものを上からかぶせればいい。
問題は蓋にする材質。
基本的に材質は密度が高く、厚いほどよいはず。
試しに、ハンズで、同じ面積(10cm四方)のアルミ合金、硬質ゴム、ウレタン、セラミック板を買ってきた。
それらをかわるがわる手前の雨どいのコンクリ面にかぶせ、その上1cmで線量を測った。
下に結果を示す。

なし           1.0(μSv/hr、以下同)
アルミ合金(厚1cm) 0.25 価格1200円
硬質ゴム(厚1cm)   0.25     140円
ウレタン(厚1cm)   0.3     110円
セラミック(厚0.5cm) 0.5     110円

アルミ合金と硬質ゴムがほぼ同じ効果だった。
ウレタンが意外に健闘し、セラミックが最下位だったのは、厚さが影響したのかもしれない。
ただウレタンは軽く、耐久性がないので、屋外での設置には向かない。
コスパ的にベストなのは硬質ゴムだ。

それらをせっかく買ったので、手前の雨どいに硬質ゴムとウレタンを置き、奥の雨どいにはアルミとセラミックを置いた。
ちなみに奥の雨どい下に置いたアルミ上での値は0.5μSv/hr。