都立秋川高校(すでに廃校)の同期会(八期会)が昨晩開催された。
会場は例年どおり同期の1人が開いている築地のイタリアレストランで、私も名古屋から参加した。
名古屋からは私を含めて3人、さらに遠方の大阪、北九州、アメリカからそれぞれ1人。
さらに当時の先生が6名も出席していただいた。
80歳を過ぎた今でもお元気に活躍されている姿に接して、我々も元気づけらた。
今では先生と生徒の外見上の差もおおいに縮んで、ほとんど追いついた同期もいる。
※上の写真はクリックすると拡大される。写っている先生は5名、私はどれでしょう。
わが秋川高校は全寮制なので、普通の高校と較べて、学校と寮とで二重(二倍)のつながりがある。
この固有の”絆”が、出会ってから40年たった今でもしっかり生きていることを実感できるのが、この日なのだ。
先生方も、長年の教師の立場から、あの高校がいかに理想的なものであったかを力説し
(理想的すぎて結局は生徒が集らず廃校になってしまった)、
われわれも、今となっては、夢のような厳しくも楽しかった3年間であったと納得する。
いや、こうして集まる”仲間”には、途中で退学していった者や、
3年から転校してきて1年間しか一緒でなかった者もいるのだが、その間には何の違いもない。
だから、この絆は、3年の年月を要するのではなく、
あの高校・寮での一宿一飯の縁で成立する不可思議なものなのだ。
だから当時はクラスも寮室も異なりほとんど会話する機会がなかった者同士も、
顔と名前、それに噂を通しては知っていたこともあり、この場で出会い直しをすることができる。
腰を痛めている自分は、1次会だけで失礼するつもりでいて、
実際、1次会終了時には退席の挨拶をして、店から出たものの、
「一緒に飲もう」と促されると、断る気持ちにはまったくなれず、
結局最後まで一緒に過した。
ただいつも心残りなのは、次々と相手が替ってのおしゃべりに夢中になって、
せっかくの料理を充分味わえない点。
黙々と食べているわけにもいかないので致し方ないか…
とにかく、1年のうち1回でも、高校時代の仲間と”共に在る”という夢のような時間を過せることは、
自分が日頃忘れかけている”絆”の存在を確認する意味でも貴重だ。