今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

玉川温泉を測る

2012年09月04日 | 計測
今回の玉川温泉(宿は写真の「新玉川温泉」)には、初めて母を連れていった。
なぜ80を越えた母を連れたかというと、医者に見放された末期ガンを患っている
というわけではなく、
ただこの日本最高のすごい温泉(その説明は前の記事)を、ぜひ体験させたかったから
(後々、後悔したくなかった)。

もうひとつの目的は、計測。
地磁場計、電位計、ガイガーカウンター、酸化還元電位計、それに気象計を装備した
(pHも測りたかった…)。

岩盤地帯も北投石地帯も地磁場や大気電位は平常値だった。

放射線はもちろん北投石地帯で線量が上がり、
たとえば知る人ぞ知る最高スポットを、今回はゴザの上から測ると、4.66μSv/h。
2年前、地面1cmを測ったら、7μSv/hほどだったので、
ゴザによってα線とβ線が遮蔽された効果か。

2年前にも記したが、温泉や熱い岩盤地帯(有毒ガス地帯)では放射線は正常値。
ちなみに、往きの新幹線車内で郡山~福島間は、空気中で0.2μSv/hを超え、東京からここまでの最高値。

玉川温泉の宿内の金属製の水道の蛇口はみな腐食を免れず、無惨に傷んでいる。
温泉から空気中に出た強酸分子のなせるわざだ。
なので、長期滞在者はパソコンや貴金属など持参しないほうがいいといわれている。

さて、浴室に行き、まずその洗面台の腐食した蛇口の水の酸化還元電位を測ると、-100mV。
こんな値はわが計測で初めて。
みごとな”還元水”ですっごくいい水だ。
客室内の蛇口からの水も同じ値。

そして浴室内の源泉100%の温泉水を、恐る恐る測ると、+458mV。
酸度を測っているわけではないが、酸化度が高いことは確かだ。
でも東京の水道水(+600mV)よりは低い。
温泉の塩酸よりも、カルキの塩酸の方が強いのか。

われら元気な親子は、べつに湯治療養に来たわけではないので、
二日目の午後には、もう岩盤浴にも飽き(何しろ熱すぎ)、
バスに乗って山向うの「後生掛温泉」の泥湯に入りに行った。

三日目の最終日は、チェックアウト後、バスで標高1600mの八幡平(はちまんたい)まで行き、
秋田・岩手の山々を一望して、盛岡に下った。