そういえば、ここ数年まったく風邪をひかない。
以前は、毎年必ず1回は冬場に発熱して寝込んだ。
今では、風邪はもちろんインフルエンザも寄せ付けない。
非依存性の点鼻薬にしてから、鼻の通りもいい。
風邪をひかなくなった一番の理由は、
冬はエアコンの暖房をタイマーで早朝にONにしているためだろう。
なぜなら、冬場の風邪は、寒い朝睡眠中にひく事が多かったから
(朝目覚めたら、風邪をひいていたというパターン)。
すなわち、一日の最低気温になる日の出頃は丁度レム睡眠時にあたり、
自律神経が乱れて体温調整が上手くいかなくなる。
しかもレム睡眠の前後は大きな体動を伴うため、蒲団から体が出てしまう。
そこで低温にやられてしまうのだ。
そうなら、低温という物理ストレッサーを防御すれば、安心してレム睡眠で夢を見ていられる。
温度調整は、人間が一時的に変温動物になるレム睡眠時にこそ大切なのだ
(冬山での遭難時に、「寝るな!」と頬をひっぱたくのは、眠ってレム睡眠になると、体温を維持できずに凍死するため)。
副次的な理由としては、毎月の温泉旅を始めてから、精神的ストレスが溜まらなくなったため。
すなわち、ストレス反応に伴う免疫力の低下を免れている。
免疫力が高く維持されていることは、がん予防にも効果がある。
白内障や膝関節症など、長年の使用による老化は免れていないが、
免疫力は維持してしていきたい。
そのためには、過度のストレスを避け、あるいはストレス状態を持続させないことに限る。
逆に、蓄積しない程度の軽微なストレス(軽い運動など)は、かえって抵抗力がつくので、歓迎だ。
最後に、風邪をひきかけたら、すかさず葛根湯を飲む。
葛根湯は、風邪をひいてからでは遅い。
しかしひく直前での効果は抜群。
だが、冷静に考えると、
私が風邪をひかない一番の理由は、例の諺が示唆している私の特性によるかもしれない。