昨年山陰の旅をした学生時代の友人たちと、今年は熊野三山巡りに出た。
私は名古屋から参加して、特急電車(ワイドビュー南紀:ただし単線で非電化)で長~い三重県を縦断して、和歌山県の新宮に降り立った。
レンタカーを借りて、まずは神倉神社。
ここは三山の一つ速玉神社が最初にあった所で、
500段以上の急な石段を登って、御神体のゴトビキ岩を拝む(写真)。
なるほど、原始の神にふさわしい。
ばけたん(幽霊探知アプリ)で霊気を探知すると、「守り神の出現を期待して良い」と出た。
新宮より先にこっちに訪れて良かった。
次いで、その新宮の速玉大社。
いたって新しい社殿で、少々風情に欠ける雰囲気。
しかも拝殿・本殿が、本来のご神体(神倉山)方向ではなく、熊野川に向いている。
でも霊気の探知はここも上と同じ結果。
ここで武士の起請文によく使われた牛王(ごおう)宝印のお札を買った。
車を飛ばして一路熊野本宮近くの(日本最古の温泉)湯ノ峰温泉に向かう。
途中、熊野川沿いに4年前の台風の爪痕をみる。
今宵の宿・湯の峰荘は、さすがに満室。
早めに予約しておいて良かった。
源泉は90℃もある熱湯で、生卵をサービスされたので何かと思ったら、
源泉につけて温泉卵にどうぞとのこと。
宿の内湯より、湯ノ峰温泉名物の「つぼ湯」を堪能しようと思ったが、
すごい混んでいて、受付中止とのこと。
泉質が同じ宿の湯に入った。
源泉かけ流しというが、泉温が90℃もあるため、
加水している(加水だけなら源泉~と称せる)。
露天の方が湯の花が豊富だったので、こちらの湯を計測した。
電気伝導率は2260μS(37.2℃),濃度は1.5ppt と、まぁ合格。
酸化還元電位は+ 127mVなので還元水といえる。
さすが源泉かけ流しだ。
ただ掲示してある分析表の写しは昭和30年のものであまりに昔すぎ(今は10年ごとに更新のはず)。
客室で豪勢な夕食を平らげ、あとは寝るしかない。
私は寝る前に浴室が男女入れ替わるを待って、もう一度入浴する。
☞「熊野三山巡り2」に続く