本日で今年の担当授業が終り、また卒論の締日でもあり、私が指導する学生も全員無事に提出できた。
わが心理学科は、本気で卒論を書かせるので(もちろんほとんどが実証研究)、4年生になって一番苦労する。
指導教員としての私は、1文字分でもいい論文にするため、心を鬼にして妥協無しのダメ出しを繰り返す。
勿論、どこをどう直せばいいかアドバイスするので、学生は一晩かけてきっちり直してくる。
すると私は別の問題箇所を指摘し、 また直させる。
これを繰り返すことで、原稿の論理も表現もレイアウトもどんどん良くなる。
最後は、表題の表現についてもあーだこーだと議論をして、ベストな表題を絞り出す。
かような試練を乗り越えてやっと提出にこぎつける(私が印鑑を押す)。
学生は一挙に解放感を得るが、私は最後の指導学生の提出(締切2時間前)を見守ってやっと解放感を得る。
というわけで、私も指導学生全員分の解放感を得て帰京の途についた。
私自身、業務書類の提出を終え、授業準備からも解放されて、実質的な冬休みに入る。