今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

台風で本駒気象台倒れる:追記あり

2019年09月09日 | お天気

夜半に千葉に上陸した台風15号は、首都圏に記録的な強風をもたらした。

わが私設「本駒気象台」(東京都文京区)は、昨日名古屋に帰る前に、破損を防ぐために観測器をポールから外して地面に置いて保護する手もあったが、ビルに囲まれた3階建ての屋上(4階部分)の 1.5m上にあるので、強風に耐えられるかもと期待して、心を鬼にして任務たる観測作業を続行させた。

果たして、まず3時52分に、瞬間降水強度1645.8mm/hという記録的な値を観測した。
10分雨量では37mmに達し、これは1時間雨量に換算(6倍)すると222 mm/hという非現実的な雨量。
瞬間的にたいへんな強雨だったわけだ。
信じられない豪雨の中、観測器として、見事に任務を果てしてくれていた。

そして3時57分に、瞬間風速22.8m/sを記録して、その後値が0になった(まるで心停止した心電図のように)。
あれだけ強かった雨量もパタッと0になった。 →本駒気象台

ポール上に設置してある観測器が突風で地面に倒れたに違いない(横からの風速と上からの雨量が測定出来なくなる)。

以上の経緯を、私は、名古屋宅からネット配信される観測記録で翌朝起床後に確認した。
幸い、風速や気温の配信は続いている。
倒れてもなお、計測作業は続行されているので、観測器そのものは壊れていないようだ。

今週末に帰ったら、倒れてもなお任務を遂行しようとしているわが観測器に駆け寄って、「しっかりせよ」と抱き起こしたい。 

追記:週末帰宅して、さっそく屋上に上がってみた。
そしたら観測器そのものは倒れていなかった(抱き起こす必要なし)。
ただ風向計の矢羽根がなくなっていた。
矢羽根は屋上の床に落ちていたのを家人が拾ってくれていた。
それを取り付けて、無事に復帰。