不健康食の代表的存在であったカップ麺が、どんどん健康指向になっている。
といっても、コンビニやスーパーに並んでいるのは相も変わらず高カロリーのガッツリ系ばかりなので、ネット以外ではなかなかお目にかかれていない(ネットではまとめ買いしかできない)。
そんな中で、私の東京での作業場となっている国立国会図書館(東京都千代田区永田町)にある売店は、健康指向のカップ麺の品揃えが充実している(なので自宅用に買って帰る)。
たとえばその名もズバリ「ローカボnoodle」シリーズ(明星食品)の「野菜タンメン」は、総カロリーが182kcal(普通のカップ麺の約半分)で、炭水化物32.8gのうち、糖質は14.9g しかなく、食物繊維の方が多い。
私が期待したように、フリーズドライの野菜がたくさん入っている。
かように、低カロリーを謳うカップ麺が続々出ている。
今日、初見だったのは、ビーガン食用のカップ麺。
動物性原料を一切使っていないものだ。
日本にもビーガンを実行する人が増えているのか。
カロリー的にも私がボーダーとしている300kcalを下回っているので合格。
ところが、私が期待しているもう一点が「おろそかになってやいませんか」、とメーカーさんに問いただしたい。
塩分である。
上の「ローカーボ・野菜タンメン」も塩分相当量は4.5g もある(健康とされる一日の摂取量上限は6g)。
そのうち3.0gを占めているスープの塩分こそ、簡単に減らせるはず。
実際、私は袋麺の粉末スープはいつも半分しか入れない。
それでも塩気の不足感はない。
残念ながらカップ麺だと、スープの塩分を利用者が調整できない。
たとえば、カップ”麺”ではないが、「じっくりコトコトこんがりパン」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)シリーズの「1食分野菜」は、その名の通りこれで1食分のフリーズドライ野菜が入っているだけでなく、カロリーは138kcalで、塩分相当量は1.5gと低い
(もっともパン入りの”スープ”なので、腹持ち的には不充分だろうが。
また現実にはフリーズドライの野菜の栄養価は生野菜とは異なる)。
というわけで、低糖質化だけでなく、減塩の方も忘れないでほしい。