私の大腸内の最新情報など知りたい人はいないだろうが、こちらは虚空に向ってでも語りたい。
昨年の10月に実家近所の診療所で大腸の内視鏡検査を受けたら、直径10mmほどのポリープが見つかり、
その場で切除し、悪性がどうかの検査にかけられた。
人生で初めて、ガンの疑いと直面した。→昨年の記事
結果は良性で、ポリープそのものは問題なかったが、切除痕の経過を診るため、翌年の内視鏡検査を約束させられた。
というわけで、昨年と同じく、前日は与えられたお粥中心のシンプルな食事セットを3食(夜はスープ1皿)。
刺激性の飲料は禁止なので、酒も飲めない(今年2日目の断酒日)。
そして当日は、検査までもちろん絶食で、朝から腸内洗浄液を溶かした2リットルの溶液を2時間かけて飲む。
その間、幾度もトイレに行き、出るのも次第に水だけになる。
こういう状態なので外出もできない。
かくして、検査の時刻を待って、近所の診療所に向う。
その後の手順は、昨年と同じなので、あえて記す必要はない。
ただ今回は担当の先生が、若い女医さんなのが違う。
その先生に尻から内視鏡を入れられ、命じられるままに、仰向けになったり、左右の横臥を繰り返す。
先生の技量か私の大腸の状態かわからないが、昨年は大腸内の異物に対する腹痛反応があったが、
今回は吸入されるガスによる膨満感だけだった。
ほどなく検査が終り、着替えて、診察室に戻ると、先生は昨年のポリープと今年の切除痕の画面を見せながら、
今年の大腸はまったく問題なく、切除痕も見分けがつかなほどだという。
そして、3年から5年はこの検査を受けなくていいとのこと。
検査結果も嬉しいが、これで今晩から普通の食事ができ、酒も飲めることが何より嬉しい。
さっそく、寝酒のつまみを買いに行った。