定宿(中津川温泉のホテル花更紗)に泊まり込んで、後期授業の提出物のチェックをしている。
その1つは夢分析のレポート。
心理学科の1年生に、「心理学概論」という授業で夢の話をした後、
自分の夢を分析させる課題を出した。
そのレポートを見て、期待した以上に深い分析をしてきた例がいくつもあった。
そもそも夢の解釈に客観的な”正解”はない。
それでも夢を分析することに価値があるのは、
自分の心との腹蔵のない対話がなされるため。
すなわち、ある1つの夢について、連想し解釈を加える過程で、
心の防衛が解除されて、自分の無意識(無自覚)に気づき、
あるいは今の自分の心の在り方が投影されて自覚される。
たとえば、”怖い”という印象しかなかった夢が、
精細に分析することによって、別のより深層の主題が見えて
その夢を”怖い”と体験させた意味(心)が理解できるようになる。
逆に、ストーリー的には怖いはずなのに、ちっとも恐怖を感じなかった夢も、
分析することによって、その理由(心)が見えてくる。
学生は自分の夢を分析することで、驚きをもって自己との対話を深めることができた。
また、ある学生は母の夢を分析することで、その母が決して口にしない本心に接し、
母への理解を深めた(他者の夢を解釈する場合、夢主の連想についての質疑応答が必要)。
夢分析は、自分の本心を知りたいという思いで自己防衛を解除できれば、
真の自分に触れることができる。
そのためには、「夢辞典」的な参考書は不必要。
夢は自分自身の意味世界の表現だから。
自分自身の”連想”を深めることがポイント
(誰もが見る定型夢に限って、人々に共通する意味がある)。
まずは、過去に見て忘れられない”怖い夢”を分析してみよう。
その1つは夢分析のレポート。
心理学科の1年生に、「心理学概論」という授業で夢の話をした後、
自分の夢を分析させる課題を出した。
そのレポートを見て、期待した以上に深い分析をしてきた例がいくつもあった。
そもそも夢の解釈に客観的な”正解”はない。
それでも夢を分析することに価値があるのは、
自分の心との腹蔵のない対話がなされるため。
すなわち、ある1つの夢について、連想し解釈を加える過程で、
心の防衛が解除されて、自分の無意識(無自覚)に気づき、
あるいは今の自分の心の在り方が投影されて自覚される。
たとえば、”怖い”という印象しかなかった夢が、
精細に分析することによって、別のより深層の主題が見えて
その夢を”怖い”と体験させた意味(心)が理解できるようになる。
逆に、ストーリー的には怖いはずなのに、ちっとも恐怖を感じなかった夢も、
分析することによって、その理由(心)が見えてくる。
学生は自分の夢を分析することで、驚きをもって自己との対話を深めることができた。
また、ある学生は母の夢を分析することで、その母が決して口にしない本心に接し、
母への理解を深めた(他者の夢を解釈する場合、夢主の連想についての質疑応答が必要)。
夢分析は、自分の本心を知りたいという思いで自己防衛を解除できれば、
真の自分に触れることができる。
そのためには、「夢辞典」的な参考書は不必要。
夢は自分自身の意味世界の表現だから。
自分自身の”連想”を深めることがポイント
(誰もが見る定型夢に限って、人々に共通する意味がある)。
まずは、過去に見て忘れられない”怖い夢”を分析してみよう。