前期の採点作業がほぼ終わったので、これからは自分の論文作成にとりかかる。
原稿執筆(パソコン入力)だけなら家でもできるが、国会図書館(千代田区永田町)に通って作業するのは、集中力維持と気分転換と運動とそれに昼食のため。
ここは、食堂が3つもあり、その他に売店もあってそこで弁当(おにぎり、パン)も買える。
なので今日は何を食べようかという楽しみも味わえる。
今までだったら、論文に必要な文献は持参かすでに入力済だったが、今回の論文のテーマである「霊視認」(霊が見えるという視覚現象)については、学術レベルではそれを幻覚とみなす資料ばかり。
そもそも霊視認の実例から出発したい私に資料となるのは、この現象を実話的に扱ったコミック(マンガ)ばかり。
今までは、それらを電子書籍で購入していたが、たとえば全八巻などのシリーズ本は購入をためらう。
そこでたよりになるのがここ国会図書館。
ここは日本で刊行された書籍・雑誌がすべて閲覧可能な日本最大の図書館。
そしてコミックもちゃんと取りそろえてある。
まさに日本最大のコミック読み放題施設なのだ。
実際、ここに通っている人の何割かは、ここでコミックを読み耽っている。
今まではそれらの人たちを横目で通り過ぎていたが、今回からは私も堂々と「霊が視える」=ホラー系のコミックを借りて読み通す。
テーマがテーマだけに、集中できる空間で数冊分読み耽ると、異世界にトリップして、国会図書館にいることを忘れてしまう。